テレビの力は大きいですね。放送後、様々な「新しいこと」が動き始めています。「DV被害者等への支援措置」について。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
最初に、この問題を議会で取り上げてから半年以上が経ちました。
世田谷区が、DV(ドメスティック・バイオレンス)から逃れるために身を隠している女性の住所を、加害者側にバラしてしまったという事件。(過去ブログはこちら)
DV被害者のAさんは、区に「住所情報の閲覧制限」(支援措置と言います)を申請し、認められていました。しかも口頭で「元夫の弁護士」が住所情報を取りに来るかもしれない、その際も住所は伝えないでほしいと念押しし、それについても区の職員は「弁護士であっても加害者の弁護士には、支援措置対象者の住所は開示しない」と答えていました。
ところが、Aさんの知らない間に、Aさんの住所はDV加害者である元夫の弁護士に開示されてしまったのです。この件については、桃野が議会で「世田谷区の支援措置の運用には大きな問題がある」と取り上げてきました。
議会で取り上げてきた、その過程でドキュメンタリー番組の取材が入り、先日(1月14日)、テレビ朝日の「テレメンタリー2018 握られた命運」にて放送されるということもありました。
テレビの力は大きいですね。放送がきっかけで、桃野の周囲で様々な「新しいこと」が動き始めています。
他の自治体職員で桃野の活動を知った方が、様々な助言をくださるようになったり、NPO法人「全国女性シェルターネット」の方とつながったり。更に桃野の周囲で「DV・ストーカー等被害者の閲覧規制を考える会」という会の活動も始まりましたので、今後活動に携わっていきたいと思っています。
国会議員の皆さんに「支援措置をめぐる様々な問題が、全国の自治体で起きている」ということを知っていただこうと、永田町に足を運ぶ機会も増えました。
先日、あの逗子ストーカー事件で、加害者側に被害者の住所を漏洩した逗子市に損害賠償を命じる判決が下されました。この事件のように、自治体が悲劇を招くことなど、二度と起きてはなりません。桃野は引き続き、DV被害者やストーカー被害者への支援措置の制度を改善するべく活動してまいります。
前述の「テレメンタリー2018 握られた命運」の再放送がありますので、1月14日の放送をご覧になられなかった方は是非、再放送でご視聴ください。
■「テレメンタリー2018 握られた命運」再放送
1)abamaTV(https://abema.tv/)
1月27日(土)17:30~、1月28日(日)11:30~
AbemaTVはパソコンやスマートフォン(アプリをダウンロードする必要あり)からアクセスでき、無料で番組を視聴できます。
検索画面で「テレメンタリー」と入力すると放送予定がわかります。
又、1月27日(土)の放送後は、一週間だけいつでも視聴可能だそうです。
2)CSテレ朝チャンネル2(視聴方法はこちら。J:COM、スカパー、auひかり、などで視聴できます)
2月15日(木) 9:45~10:10
多くの方に、この問題を知って頂きたいと思います。
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