2017-06-28
稲田防衛大臣、今度は東京都議選の応援演説で大暴言。これは自衛隊の政治的中立を脅かすだけでなく。。。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
連日、都議会議員選挙の話ですが、今朝の朝刊で各紙一斉に報じていたひどいニュース。稲田朋美防衛大臣が、東京都議選の自民党都議への応援演説で以下のように発言したよう。
「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」
要はこれ、防衛大臣としての立場で「防衛省、自衛隊は、自民党の◯◯都議を支援しています」と言っているに等しい。そして、自衛隊という政治的に厳に中立でなければならない組織に対して、まさに「自分の一言で好きに動かせる」という感覚を持っているということ。これが我が国の防衛大臣の発言だと思うと怒りを通り越して情けなくなってきます。
自衛隊法は自衛隊員に対して「選挙権の行使以外の政治的行為を制限」しています。選挙で特定の候補を組織をあげて応援するなどということは全くありえない。この発言は大臣自ら、防衛省、自衛隊をまとめて法に抵触させるトンデモナイ行為です。
発言直後、この発言について記者に質問されても「問題だとは考えていない」旨の説明をしていた稲田防衛大臣ですが、当日の夜になって、ようやく事の重大性に気づき「発言を撤回する」としたよう。
森友問題、加計問題、共謀罪法案では「委員会採決を省略して法案成立」の強引な国会運営。さらには自民党豊田真由子衆議院議員の秘書への暴言&暴行事件などなど。
「一強」と言われて驕り、緊張感のかけらもない毎日を過ごしている議員たちに、真面目に仕事をさせるためには、やはり選挙を通じた民意の表明が必要ではないでしょうか。これは国政、地方政治を問わずしかりです。
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