区民目線での世田谷区政チェック。これを妨げる大きな要因が保坂区長の隠蔽体質です。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
現世田谷区長の看板政策の一つが「情報公開」。看板政策といっても、それはいつもご自分が区民にアピールしているという意味であって、これまでも議会で質問しても答えない、情報開示請求をしても(過剰と思えるほどの)黒塗りにして中身を見せないということが繰り返されてきました。
例えば過去、こんなこともありました。(過去のブログから現在のブログに移管する際に画像が消えてしまいましたがご覧ください)
さて、今回は世田谷区役所で不祥事が相次いでいることから、過去に遡って区職員の非違行為の実態を調査しようと関連文書の開示請求をしたところ出てきたのが以下添付の真っ黒文書。
もちろん、何か事件があった際、被害者のプライバシーなど一部が黒塗りになることはあるでしょう。しかし、このように徹底的に真っ黒にしてしまったら、区職員が何をやらかして懲戒処分を受けたのか全くわかりません。
保坂区政の隠蔽体質またもや。またまた真っ黒のり弁。区職員が「停職1ヶ月と15日」、又「停職3ヶ月」相当のことをやらかしたにも関わらず、何をやらかしたのか黒塗り、そしてなぜ減給まで罰が軽減されたのかその理由も黒塗り。ちなみに停職以上の懲戒処分は公開するルール。 pic.twitter.com/RA9E1T89Ix
— 桃野芳文(世田谷区議会議員) (@momono4423) July 18, 2024
まず以下写真の文書の中で事案が二つ示されていることがわかります。
諮問1、***職員の***等
諮問2、***職員の公務外の服務事故
そして諮問(1)(2)共に、区職員が何をやって懲戒処分を受けたのか「事故の概要」を全て黒塗りにしてしまっています。
これに続く文書が以下。「諮問1、***職員の***等」については、この職員が非違行為を繰り返していたことなどは開示されていますが、具体的な行為に関することは全て黒塗り。しかも「基準では停職1ヶ月と15日だが、処分を軽減して、減給1/5、2ヶ月が妥当」とする一方で、ではなぜ軽減したのかその理由は黒塗り。これでは身内に甘いお手盛りの処分が行われていたとしても全くチェックができません。
さらに文書は続き「諮問2、***職員の公務外の服務事故」については以下。こちらも「地方公務員としての信用を失墜する行為があった」という程度のことを開示するだけで具体的な行為に関することは全て黒塗り。そして諮問1と同じように「基準では停職3ヶ月だが、処分を軽減して、減給1/5、5ヶ月が妥当」としつつ、軽減の理由は黒塗り。これも議会から行政をチェックする役割が全く果たせません。
区役所が組織として最大限のパフォーマンスを発揮できる状況にあるのか。不祥事があった際に、そこにどのような理由があり、どのように再発防止をしていくのか。区職員に対して、恣意的な処分は行われていないか。こういったことに着目し区政を改善していくことは議会としての役割の一つです。
区民目線に立って、世田谷区政をチェックし、改善することを妨げる大きな要因の一つが保坂区長の隠蔽体質と言わざるを得ません。
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