子どもが犠牲になる事件・事故を防ぐために。保育施設で見守りカメラやベビーセンサーの導入を。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
保育施設で子ども達が安心して安全に過ごすことができる。これは大前提でしょう。
ところが、世田谷区内の保育施設で虐待や死亡事故が連続して起きています。この間、虐待は区立の保育施設でも起きていますし、死亡事故は区が指導監督権限を持っている施設で起きました。
以下関連ブログです。
世田谷区議会にて、我が会派は「各施設での見守りカメラやセンサーの導入を区内保育施設に強く促すべき」と主張してきましたが、5/28の「子ども・若者施策推進施策特別委員会」で区側から以下の報告がありました。
【保育施設等におけるベビーセンサー等安全対策支援事業の実施について】
子どもの睡眠時等の安全・安心を確保するための補完的な取り組みを支援するため、ベビーセンサーの購入等に係る必要経費を補正予算に計上する。
今後、区議会に補正予算案が提案され、可決されれば施設等からの申請受付が開始されます。
おそらく多くの議員が賛成する施策ではないかと思います。ベビーセンサー等はあくまで保育従事者の安全確保業務を補完するものではありますが、安全対策をより強くものですし、保育従事者への負担を軽減するだと考えます。
区の報告によると、現在区内保育施設における安全対策に係る物品等の導入状況は以下。
(1)ベビーセンサー
導入済み:105施設(39%)
未導入:166施設(61%)
(2)小児用AED
導入済み:209施設(77%)
未導入: 62施設(23%)
(3)室内カメラ(見守りカメラ)
導入済み:129施設(48%)
未導入:142施設(52%)
※私立保育園、認定こども園、地域型保育事業、保育室、保育ママ、認証保育所、認可外保育施設を対象とした実態調査(令和6年3月)の回答による。
これを機に、多くの施設が安全対策を進めてくださることを期待しています。区からも各施設に導入を働きかけるとのことです。
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