「恵泉通り」は着工以来58年を経過した今も未完成。経緯を鑑みれば、これは現区長の怠慢ではないか。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
今日はいつもの駅頭活動を終え、都市整備委員会へ。
今朝の駅頭活動は上野毛駅。今日も駅前の花壇がきれい。通勤通学の皆様を癒してくれてます。お世話してくださってる方ありがとうございます。そして今日も多くの方が区政レポートを受け取って下さいました。皆様ありがとうございます! pic.twitter.com/AQosLkY8A8
— 桃野芳文(世田谷区議会議員) (@momono4423) May 27, 2024
桃野は都市整備委員では無く文教委員なのですが、請願審査を見届けるために傍聴しておりました。
請願内容は「主要生活道路106号線(恵泉通り)の一刻も早い完成を求める陳情」です。要は、早く計画通り、道路を通してほしいという内容。地元町会の皆さん300名以上の方が提出者となっています。
この道路の問題は、これまで会派の代表質問等でも取り上げてきました。この道路は現在、一部通行止めになっており車両も歩行者も住宅街の中の狭い道路への迂回を余儀なくされています。当然、救急車等の緊急車両の通行にも不便を生じており災害対策としても問題は明らかです。
上の図のように、ほぼ道路は完成しているのですが、一軒のお家が道路の開通を許さないような形でそこに存在しています。この主要生活道路106号線(恵泉通り)は、昭和41年、世田谷区により事業が始められました。ところが着工以来58年を経過した今も完成していません。
ちなみに上の図のピンク色の部分の土地は既に区のものになっていますが、上に建物が立っており、そこにお住まいの方が立ち退きをしていない状態です。
これまで議会で我が会派は「ここまで問題が長引いているのに、なぜ区長は直接、当事者に会いに行って解決しようとしないのか」と、直接区長に迫ってきました。
はっきり言って区長は職務怠慢ではないか。困難な仕事に向き合って解決しようという意気込みを全く感じません。要はほったらかし。
今日の委員会でも区側に対して「区長は会いに行ったのか」との質疑があり、区側から「区長は会いに行ってはいない」旨の説明がありました。
こんな状況だからこそ、地元の皆さんもまとまって議会に陳情を提出されてきたのでしょう。
本日の請願審査の結果は「趣旨採択」つまり「区は主要生活道路106号線(恵泉通り)を一刻も早く開通させるべきだ」と委員会の意見がまとまりました。
先ず最初の各会派の態度は以下でした。(採択=請願内容を了、趣旨採択=請願内容の趣旨に了、不採択=請願内容の趣旨を了としない、継続審査:今日は答えを出せない)
自民党:採択
公明党:趣旨採択
立憲民主・れいわ:継続審査
維無行(桃野の所属会派です):採択
共産党:不採択
国民民主:趣旨採択
参政党:趣旨採択
世田谷無所属:趣旨採択
↓
最終的には趣旨採択で決がとられることに。
趣旨採択に賛成:自民、公明、維無行、国民、参政、世田谷
趣旨採択に反対:立憲れいわ、共産党
ここまで事業が進んだ道路です。残る一軒についても道路になる部分の土地は既に世田谷区所有になっています。こうしたことから考えても、世田谷区長は一刻も早い道路開通に向け、行動しなければなりません。
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