世田谷区長がテレビで「都内初!」と喧伝していたPCR検査バス(概算経費2カ月で1億円)。ニーズ無く、予定期間を待たずに施策終了です。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
世田谷区長の新型コロナ対策。また今回も失策に終わったという話。
これまで議会でも取り上げてきましたし、ブログでもご報告してきました。世田谷区長が、コロナ対策だとして「無症状者への検査」にこだわり続ける様は尋常ではありません。
意地になっているのか、心から執着しているのかわかりませんが、多額の税金を注ぎ込んでほとんど効果のない「クラスター(集団感染)対策」を続けてきました。
これまで何度も指摘してきましたが「無症状だけど数日おきに検査をしたい」という方がどれだけいるでしょうか。区民の願いは「身近な人がコロナに罹患して感染が心配な場合や、何らかの症状が出たのでコロナかどうか不安な場合には迅速に検査をしたい」ではないのでしょうか。
何の不安もない人が、理由もないのに頻繁に検査を受けるわけがないでしょう。PCR検査の咽頭拭いは苦痛を伴いますし。そもそも世田谷区長だって頻繁に検査なんてしてるのかな。疑問。
桃野は、世田谷区長のコロナ対策は全く科学的、合理的でないとこれまで厳しく批判し、基本的な感染対策の徹底こそ区が後押しすべきだと対案も提言してきました。
そんな中、また一つ、世田谷区長のコロナ対策が目論見はずれのまま終わっていきます。
過去ブログでもご報告してきたPCR検査バス。世田谷区長が「都内初!」と嬉しそうにテレビで喧伝していた施策が予定期間を待たずに終了です。
以下過去ブログ。
世田谷区長が2カ月間で経費1億円を投じたPCR検査バス。1日で300人の検査ができると誇らしげでしたが、当初の検査状況は一日10人にもならず。
それでは流石に「大失策」の謗りを免れないと思ったか。
区長はその後、検査対象者をどんどん増やしていくもののの、それでも検査に訪れた方は平均で58人/日(令和4年3月16日時点)でした。
バス5台、300人/日の検査体制、区民の税金1億円。
ニーズが無いのは誰が見ても明らかな施策に、一体なにを思ってそんなお金を投じたのでしょう。
そして、そのPCR検査バスが、予定より早く3月25日(金)に終了することとなりました。
遅きに失した感は否めませんが、とにかく無駄な施策が止まるのは良かった。
詳細は世田谷区のサイトをご覧下さい。
【PCR検査会場の臨時設置について】(世田谷区のサイト)
コメントを残す