前東京都知事の舛添要一氏も怒ってます!これは民主主義の根幹を揺るがす大問題。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
先週末に行われた東京都知事選挙。小池都知事の圧勝&再選は大方の予想通りの結果でした。こちら参考ブログ↓
【昨日の東京都知事選挙は大方の予想通り、現職圧勝の結果ですが】
ところがその時、世田谷区では予想通りどころか「あってはいけないこと」が起きていました。「選挙公報が届かない!」そんな声が続出していたんです。以下、その声の一部。
突然失礼します。今回の都知事選に限り、私の居住している世田谷区のマンションに選挙公報が届きませんでした。他のエリアでも公報が届いてない箇所が散在するようです。原因等があれば究明して頂きたいです。
— Expecto_patronum147 (@Ept_patronum147) July 5, 2020
都知事選は終わったが、世田谷の私たちの町内では選挙公報が届いていない。選管はポスティング業者のせいだというが、都選管、世田谷区選管は未配地域をきちんと調査して、業者を処分し、二度とその業者は使わないことだ。選挙は民主主義の基礎である。その自覚を持つべきだ。選管の責任を問う。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) July 6, 2020
深沢・駒沢・用賀・三軒茶屋・豪徳寺・経堂と世田谷区の広範囲に選挙公報が届いていない件で世田谷の選挙管理委員会へ。委託業者は一般入札で初めての業者ということでした。
世田谷の投票率は58.26%
選挙公報が届いていれば小野たいすけ供託金没収にならなかったかもしれない。そう思うと悔しい😢 pic.twitter.com/KJbMJiz3Xr— 武藤 裕也 | Muto Yuya 🐧 (@sunnyday_photo) July 7, 2020
そうだよね、僕も今回家で見てないんだ。
古新聞に入れちゃったんだと思ってたんだけど。
届いていなかったのかな。
ちなみに当日投票所で選管の方から見せてもらいました。 https://t.co/DAwtrlaUlz— setagaya ROBA・PHOTO (@ROBA_PHOTO) July 8, 2020
うちも届かなかった… https://t.co/J3juPKZkAg
— お魚くわえたドラ猫さん (@nekoowaresugi) July 8, 2020
選挙にとって、選挙公報はとても大切なもの。以下、2016年の「政治山」の調査です。
有権者が投票先を選ぶ際に重視する情報は、昨年の統一地方選挙の際の政治山調査では「選挙公報」28.1%がもっとも多く、「政策チラシやパンフレット」21.8%、「新聞報道」16.5%、「街頭演説」14.9%、「テレビ報道」14.4%、「選挙ポスター」13.7%と続きました
「有権者が投票先を選ぶ際に重視する情報」で選挙公報がトップ。政策チラシや街頭演説よりも、選挙ポスターよりも、参考にしている方が多いのです。それも今回の都知事選挙は、コロナ禍で街頭演説が活発に行われなかったという事情がありますので、これまでにも増して選挙公報の役割が大きかったと思われます。そして、選挙公報については公職選挙法で以下定められてもいます。選挙公報の発行は第167条、選挙公報の配布は第170条。
第百六十七条 衆議院(小選挙区選出)議員、参議院(選挙区選出)議員又は都道府県知事の選挙においては、都道府県の選挙管理委員会は、公職の候補者の氏名、経歴、政見等を掲載した選挙公報を、選挙(選挙の一部無効による再選挙を除く。)ごとに、一回発行しなければならない。この場合において、衆議院(小選挙区選出)議員又は参議院(選挙区選出)議員の選挙については、公職の候補者の写真を掲載しなければならない。
第百七十条 選挙公報は、都道府県の選挙管理委員会の定めるところにより、市町村の選挙管理委員会が、当該選挙に用うべき選挙人名簿に登録された者の属する各世帯に対して、選挙の期日前二日までに、配布するものとする。ただし、第百十九条第一項又は第二項の規定により同時に選挙を行う場合においては、第百七十二条の二の規定による条例の定める期日までに、配布するものとする。
「都知事選挙の選挙公報が届かなかった」と区民(舛添要一元都知事含む)から多くの苦情が寄せられている件。区長は今日の記者会見で問われ「それは今知った」と驚きの答え。庁内をグリップできてないか。関心なく聞き流していたか。1時間8分50秒まで早送りで該当部分です→https://t.co/jrTSWeLmbx
— 桃野芳文(世田谷区議会議員) (@momono4423) July 8, 2020
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