給食をめぐる”放射能問題”。世田谷区議会での議論
本日は常任委員会。
私は所属する「区民生活常任委員会」へ。
他には「文教委員会」や「福祉保険委員会」「企画総務委員会」にも、我が会派から委員を出しています。
私は、本日の「文教委員会」と「福祉保険委員会」での議論について注目をしていました。
「世田谷区立小中学校における放射能対策を求める陳情」(文教委員会)
「世田谷区立保育園における放射能対策を求める陳情」(福祉保健委員会)
に対しての審査が行われるからです。
この陳情の内容を簡単にご紹介します。
1
給食食材の調達は、全国の都道府県による食品の放射能検査結果等を確認し、放射性物質が不検出の食材を優先的に使用することを求めます。
2
国や事業者が放射性物質の検査及び公表を行っていない食材などを中心に、速やかに独自の検査体制を整え、放射性物質が不検出のものを優先的に選択することを求めます。
3
給食食材の産地や測定結果などの情報は、子どもや保護者が利用しやすい形で提供することを求めます。
この陳情について議会としてどのように結論づけるか。
議論の結果出される結論の選択肢は、以下。
・「採択」(OK)
・「趣旨採択」(趣旨はOK)
・「継続」(採択、不採択を判断しない)
・「不採択」(NG)
私は、自分の所属委員会と開催時間のズレていた「福祉保健委員会」を傍聴に向かいました。
(我々の会派からは、大庭正明議員が福祉保健委員)
議論に先立つ、陳情者による趣旨説明。
陳情者の方々が日々勉強をし、区役所職員と相談もし、陳情書を作り込んで、提出されてきた様子がヒシヒシと伝わってきました。
陳情者のほとんど全ての方が、今まで政治活動をされていたわけではありません。
「普通の主婦」が「こどもを守る」という思いで取り組まれている活動です。
陳情審査にあたっては、各会派の議員が意見を出し合い、様々な議論が行われました。
その結果。
我々、「みんなの党・行革110番」は、「趣旨採択(趣旨はOK)」を表明。
その他、自民党をのぞく、全ての会派が、「趣旨採択(趣旨はOK)」と表明。
自民党のみが「継続」(採択、不採択を判断しない)と表明。
多数決の結果、委員会では「趣旨採択」(趣旨はOK)との結論になりました。
趣旨採択となれば、陳情の趣旨を尊重し、世田谷区は具体的なアクションを起こすことになります。
この後は、次の定例会における、議場での採決へ。
委員会に所属していない一人会派、無所属議員を含めた採決が行われます。
議場でも、自民党のみが「着席」、自民党をのぞく全ての会派が「起立」となるのでしょうか。
その可能性が高い気がしています。
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