事件に関わってないのに、財布から6万5千円を「自主返納」させられた世田谷区役所の某課長。「役所の掟」おそろしや。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
これまでになく、東京都議会が注目を集めていますね。
報道によると議場の傍聴席は満席だとか。
小池百合子新都知事が、当選後初めて迎える都議会本会議が始まりました。
国会と違って、普段は注目度が低い地方議会ですが、このように人々の耳目を集めるのは非常に良いことだと思います。
桃野は、かねてより主張していますが、議会(議員)の仕事のレベルを決めるのは有権者の関心の強さだと思います。
さて、そう言った意味でも是非ご注目頂きたいのは、世田谷区議会も同じ。
世田谷区議会は現在、決算委員会の真っ只中ですが、桃野も連日質問を行っています。
もちろん、質問と言っても単純に「聞く」ということではありません。
区政課題を発見・抽出し、関連する事実を集めることが質問の前提。
そして、区側に見解を質したり、不適切な事務を改めさせたり、政策提案をしたりということですから、その為の準備を万全にして臨むということ。
桃野は昨日、本日と連続で質問しておりますので、その中身についても順次ブログでご報告していきます。(連日の登場は、なかなか準備が大変ですが、気力充溢です)
先ずは、これまでも議会で取り上げてきた「政教分離の問題」。
世田谷区が、憲法違反となりかねない、宗教儀式への公費支出を行って来たと、桃野が議会で指摘。その後、区幹部職員がその支出分を私費で弁済するという事態になっているのですが、どうにもその対応が不思議だらけ。
区長や総務部長は「憲法違反となりかねない事例」ということすら認めず、という答弁が続いています。
じゃあ、なんで支出した公費を弁済するなんてことになるのか。
これを聞いても「疑義を持たれかねないから」という非常に曖昧な理由でことを収めようと必死です。
支出した公費を弁済するなんて、公務員の立場からすれば大変なこと。
この責任を明らかせず、ウヤムヤにしようなんて許される事ではありません。
さらに、これら事件が起きたのは平成27年の秋までのことなのに、平成28年4月に当該部署に着任した職員が支出分を弁済するメンバーに入ってもいる。
「誰が何をやったことが問題なのか」これでは、さっぱりわかりません。
無関係なのに、ポケットマネーで6万5千円(推定)を弁済させられた課長殿。
本当に腑に落ちているのでしょうか。
そういうことを平気でさせて、自分は知らんぷりしている世田谷区長ってどうなの。とも思う。
役所の掟、恐ろしい。。。。
注)
世田谷区長は本件において自分だけこっそり玉串料は私費で支出していました。
おそらく、後に問題となっても私費なら追及を逃れられると思ったのでしょう。
ただし、公務で公用車を使い職員を随行させて宗教行事に参加しているのですから、本件が明らかになった際に「幹部職員に厳重注意をして、自分はお咎めなし」で頰被りできる立場のはずは無いと思います。過去ブログ参照を。
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質問の様子は世田谷区議会のサイトから動画でご覧いただけます。
(桃野質問部分です)
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