女性議員が結集。女性議員の政策や主張は通りにくい?
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
本日の朝日新聞の記事。
「女性議員 党越え結集〜悩み共有、政策立案の腕磨く」
女性の地方議員が、各地で党派を超えて結集する動きを広げている。
男性中心の議会で女性議員の政策や主張が通りにくいことが背景にある。
従来の「党派」とは別に「女性」という新たな政策発信の枠組みが定着する契機になるか。
等の内容。
記事の中で女性の地方議員(区議)の「女性議員にはモデルが少なく、育成する仕組みも無い。議員同士が知恵を出し、悩みに答えたい」のコメントも掲載されていました。
女性だから政策や主張が通りにくい・・・。
世田谷区議会でもそうかな。
桃野は正直、ピンと来ません。
少なくとも、桃野は女性議員だからといって、政策や主張を軽んじたりしたことはありません。区の職員の答弁なども、男性議員だから女性議員だからで対応が変わっているようにも思えないな。男女問わず、良い政策は良いと思うし、共感できない政策は共感できない。
ちなみに、桃野は世田谷区議会で男性議員3人、女性議員1人で4人の会派を組んでいますが、会派内ではそれぞれを尊重し、皆で丁々発止の議論をしています。
そして、会派内で唯一の女性議員は、先輩議員でもありますし、桃野に足りない部分はいつもアドバイスを頂いています。
もし、この記事に出ている女性議員が苦しんでいるとしたら、同じ会派内で男女問わずよき先輩に恵まれていないからではないかな。
それか会派を組まず一人で活動しているなどで、誰にも相談できないか。
もしくは周りに、相談するに値する議員がいないか。
(それとも女性議員本人聞いてみたら違う答えが返って来るのかな)
私は一期目の当選当初から実感していますが、普段の政治活動であれ、議会内での活動であれ、最初は何もわかりません。
右も左もわからない。
だから、わからないことを教えてくれる先輩議員がいるのといないのでは大違い。
幸い、桃野はその点、「会派の仲間」には恵まれました。
「女性議員にはモデルが少なく、育成する仕組みも無い」というコメントもありましたが、男性議員だって、ロールモデルなんて無いし、育成する仕組みなんてない。
これは、自民党や共産党などの老舗政党でも、第三極と言われる新興政党でも多分あまり変わりません。
(老舗政党に属したことはないので、外から見ての印象ですが)
基本は、自分自身で課題抽出をして、あとはひたすら勉強して行くしか無い。
強いて違いを言えば、組織票で選挙を戦える政党は、個人の資質、能力とは関係ないところからも票を集めて来ることができるので、私のような政党に属さない無所属議員よりも「勉強する時間がとれる」というメリットはあるかもしれません。
例えば、最初は未熟な議員であったとしても、組織の力で当選回数を重ねる間に、経験や知識を積み重ねて立派な議員に成長することもあるでしょう。
日々の活動にしても、選挙のことを(ある程度は)心配せずに、腰を据えて勉強する時間がとれるということもあるかもしれません。
いずれにしても、本人が意欲的でないと、時間があっても役に立たないわけですが。
女性議員の数は男性議員の数に比べて少ないということはその通りでしょう。
世田谷区議会であれば、男性議員34人に対して女性議員は16人。
でも議会でその主張が重んじられるかどうかに、男女の別は無いように感じます。
(少なくとも世田谷区議会では)
コメントを残す