公益財団法人 せたがや文化財団。「買いたたき」で公取委から行政指導
公益財団法人 せたがや文化財団。
世田谷美術館、世田谷文学館、世田谷文化生活情報センターを運営する区の”外郭団体”です。
財団幹部には世田谷区役所OBが大勢天下りをしていますし、区からの補助金は年間10億円にのぼります。
当然、”おおやけ”としての自覚が強く求められる立場にあるといえますね。
そんな”公益財団法人”世田谷文化財団。
今年の7月に公正取引委員会から行政指導を受けていました。
理由は、いわゆる「買いたたき」
H26年4月に消費税が5%から8%に上がりましたよね。
本来、モノやサービスを購入したら8%の消費税を上乗せしてお金を支払うのが当たり前。
しかし今回、せたがや文化財団は事業者に消費税増税分3%を上乗せすることなく、支払い金額を据え置いていました。
これが公正取引委員会から「買いたたき」に該当するとして行政指導を受けたものです。
(※「消費税転嫁対策特別措置法」に違反する行為があったというもの)
財団は公取委の指導に従い、さかのぼって370万円を事業者に支払う事になり、本日、せたがや文化財団の永井多恵子理事長は委員会の中で謝罪をしました。
今日の委員会の中で財団側は「公取委との見解の相違」「事務的なミス」という態度でしたが、お金が正しく支払われなかった側からすればたまったものではありません。
さらに、最初に公取委の立ち入り検査が入ったのは今年の5月、実際に行政指導を受けたのは7月ですが、これまで本件が区議会に報告されたことは一度もありません。
桃野が今日の委員会で取り上げなければ、この話はどこにも明らかにされずウヤムヤに・・・
前述しましたが世田谷区の外郭団体であり、区から多額の補助金を受け取っている「せたがや文化財団」。
公取委から行政指導を受けるに至り、それを区議会にも報告せず、一切、公にするつもりがなかったということについても甚だ問題があるでしょう。
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