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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2015-06-18

東京都が想定する「富士山の噴火」そしてその時、東京で何が起こる?

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さて、先日のブログに続いて、世田谷区の災害対策について。
世田谷区長が、箱根の「噴火警戒レベル引き上げ」のタイミングでツイートしていたので
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「おっ、世田谷区長珍しく迅速に対応しているなー」とウキウキした気持ちで区役所の「危機管理室」に電話。
「どんな対応をしたのですか?」と確認した所その答えは・・・・
・鹿児島市への視察は昨年1月です
・箱根の一件とも、御嶽山の一件と関連しての対応ではありません。
(えー!そうなの?!)
要はこんなことでしたよ。。。
意図的かどうかはわかりませんが区民に“いかにも箱根の件に迅速に対応している”かのように思わせる書き込みだなと感じますが、それはさておき、危機管理室の鹿児島出張から1年以上たっての書き込みです。
区長の言う「想定と対策」とは今、どうなっているのかと議会で取り上げました。
しかし残念ながら「想定と対策」と区長が誇らしげに情報発信できるような具体なものは無し。
東京都は平成21年に修正した地域防災計画の中で「富士山噴火降灰対策」を示していて、この中で富士山が噴火した場合、世田谷区では2〜10cm程度の火山灰が降り積もると想定しています。
世田谷区も都の計画から引用する形で、地域防災計画平成24年修正にて初めて「富士山噴火降灰等対策」を新たに盛り込んでいますが、そこには残念ながら「想定と対策」と言えるような肝心な事はほとんど書いてありません。
例えば最も大きな問題となる除灰。
”世田谷区中に降り積もった火山灰は誰がどのように取り除き、どこに持って行くのか”
これが最大の課題となるのですが、これについて具体的な方策は示されていません。
火山灰は雪と違い暖められて溶ける事はありません。
地面などに落ちた灰はもうもうと舞い上がります。
火山灰は水で濡れると互いにくっついてしまうという特性があることから水で洗い流すこともできません。
(仮に排水溝等に火山灰を流せばすぐに詰まってしまう)
水源地や浄水場が汚染される可能性もあります。
積もった火山灰の重みで送電線が切れたり、ぬれた火山灰が電気を通して変電設備などがショートしたりと広範囲に渡っての停電を引き起こす恐れがある。
道路に2センチも火山灰が積もれば、車はスリップしてコントロール不能、エンジンのフィルターも目詰まりを起こし、動かなくなる危険がある。
つまり火山灰を迅速に取り除かなければ、上下水道、電気、交通などの機能が広範囲に渡って停止してしまうことが想定されるのです。
加えて、目や気管支、肺などが傷つけられる健康被害についても注意は必要。
しかし現在区は、こうした“想定”を区民に周知すらしていません。
桜島が頻繁に火山灰を降らせている鹿児島市では、除灰専用の作業車があるし、市民も降灰への対応には慣れています。そして何より、桜島の降灰は、富士山噴火で想定されている降灰とは比較にならないほど小規模。
一方、世田谷区には当然除灰用の作業車はありません。
多くの区民は、降灰時の対応法も知りません。
桃野は、現在の体制のもとで都の想定通り灰が降った場合、先ずは区民一丸となって初期対応にあたるしか方法は無いと思います。
・区民総出で火山灰を除く
・水をまいたり、火山灰を排水溝に捨てたりしない
・集めた灰はスーパーの買い物袋などを2重にしたものに入れる
・袋に入れた灰は雨のかからないところで保管
・停電などに備え、1週間ほどの飲料水や食料を備蓄
・マスクやゴーグル、隙間を塞ぐ目張りテープ等も必要かも
先ずは区民が自助でここまでやらないと。
そして、そのためには区が、区民に平時から対応方法等の情報発信をしておく必要があるでしょう。
あわせて区はその役割として除灰や灰の収集方法、置き場の確保、最終処分場の決定などについて他市区、都、国と遅滞無く対策を立てないといけません。
世田谷区長。地に足をつけて「想定と対策」に取り組んでもらわないと困ります。

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