祝・世界遺産!しかし経済波及効果が年間数十億円と言われる一方、保全や整備に100億円との声も・・・
ユネスコ(国連教育化学文化機関)の世界文化遺産に、長崎の「軍艦島(端島)」など、「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」が登録される見通しとなりました。
※本日(5/5)の新聞各紙が一面で報じています。
各文化財を「世界遺産へ!」と尽力をされた関係者の皆さんに心より敬意を表します。
そして、おめでとうございます!
貴重な自然(自然遺産)、貴重な文化財(文化遺産)を保全し、後世に引き継いで行くのは大切な事。
世界遺産への登録は大きな一歩ですが、でも大変なのはこれから、とも言えるでしょう。
例えば、昨年、世界文化遺産に登録された「富岡製糸場」の場合 、2006年の来訪者が約10万人。
07年の「世界遺産暫定リスト入り」で来訪者が一気に増え、約25万人と急増。
経済波及効果が年間34億円とも言われる一方で、保存修理やトイレなどの整備のため100億円ものお金が必要とのこと。
財源をどうするかは地元にとって簡単な問題ではありません。
(日経トレンディのwebサイト版記事参照:http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20140728/1059284/)
ちなみに前出の「軍艦島(端島)」は、桃野も昨夏訪れる予定でしたが、訪問数日前の台風の影響で、船着き場が損壊し訪問を断念した経緯があります。「明治の産業革命」の遺産ですから、当然古く、保全にお金がかかることでしょう。
これから、世界遺産を抱える各自治体、地元の皆様の活動が重要になってきます。
さて今回、九州、山口以外の文化財も世界遺産に登録となる見込みです。
その一つが伊豆、韮山にある「反射炉」。
これは嬉しい。
実は、桃野、この反射炉大好きなのです。
反射炉建設に力を尽くした江川英龍を、新聞記事では江川担庵と記している例がほとんどですが、私は通称の「江川太郎左衛門」が好きだな。
実際に昔、現地を訪れた時も地元の皆さんが「太郎左衛門」と呼んでいて、江川英龍が身近な偉人として愛されてる様子を感じました。
祝・世界遺産!
久々に韮山行きたい。
5/5東京新聞↓
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