医療格差
『医療格差』(川田龍平著 角川SSC新書)
著者である、川田龍平参議院議員に頂きました。
国民皆保険制度の日本にあって、保険料滞納世帯がかつてないほど膨れ上がっている現状(平成21年度で445万世帯、差し押さえ件数は18万2583世帯)、都市と地方の医療格差、薬害問題、障害者支援、介護難民や医療難民という問題、医療の現場の過酷な労働環境など。
川田さんは著書の中で、現代日本の医療が抱える問題、欠陥について鋭く切り込み、日本の医療再生に必要な政策を提言しています。
川田さんは1976年、生後6か月で血友病と診断され、その後輸入血液製剤投与によりHIVに感染。1993年に東京HIV訴訟の原告に加わり、1995年に実名を公表。以来「いのちが最優先される社会」の実現を目指し活動されています。1999年7月、私は、NHKスペシャル「薬害エイズ16年目の真実」という番組で、川田さんと元厚生省生物製剤課課長の郡司篤晃氏が”対決”するのを、食い入るように見ていました。
当時まだ20代前半の若者であった川田さんの、真実に迫る迫力には圧倒されるものがありました。
今、政治の場では医師である国会議員を中心として医療政策が作られているのが実情です。
しかしながら、幼いころから人生の大半を病と向き合い、患者として生きてきた川田さんのような方が医療政策に深くかかわっていくことこそ、重要な事ではないでしょうか。
私も微力ながら、「介護」や「医療」の問題が前進するよう、一生懸命取り組んでまいります。
コメント2件
遅ればせながら、ご当選おめでとうございます。
遠く富山から、間接的に応援させていただいておりました。
桃野の名前では以前から富山の旧福光町長や北海道の長沼の町議会の議員さんはいらっしゃいましたが、東京都の区議会議員さんは初めてと思います。
皆さんの、期待もあろうかとは思いますが、誠実で潔癖な一族も見守っております。
がんばって、精進なさってください。
桃野
私の母親も腎不全により透析無しでは暮らせない患者です。完全介護により医療費控除は受けらますが地域格差があり医療の問題は他人事とは思えませんな!