北の国から
昨日、北海道庁を訪問しました。
北海道庁は、映画やドラマの撮影ロケーション誘致推進事業を行っています。
映画やドラマの舞台になることで、地域を活性化しようとの試みです。
北海道を舞台にした映画やドラマは枚挙に暇がありません。
古くは山田洋二監督の名作「幸せの黄色いハンカチ」
倉本聰脚本の人気ドラマ「北の国から」は富良野を美しい街として全国に知らしめました。
私には岩井俊二監督の「Love letter」が印象深い作品。
韓国でも大ヒットしました。アジアからのお客様の呼び込みにも多大な貢献をしているはずです。
撮影ロケーションを誘致するメリットとしては、
・俳優、スタッフの滞在による直接的経済効果
・映像を通じた、地域の情報発信
・映像を見た方を観光客として呼び込む
・映像の舞台の観光資源化(新たな魅力の創出)
・映画、ドラマが作成されることによる文化振興
といった効果が見込まれます。
北海道庁は、2001年に庁内に「北海道ロケーションサービス」を立ち上げ。
のちに全国フィルムコミション連絡協議会(のちに解散)に参加。
撮影ロケーション誘致のノウハウをつかんでいきます。
現在は、全国組織、ジャパンフィルムコミッションに参加するとともに、コミッションの北海道ブロックを組織。
道内約160の市町村や民間企業もメンバーに加え、全道的な体制でロケ撮影の受け入れを支援しています。
ちなみに北海道の平成23年度一般会計予算は約2.5兆円。
北海道ロケーション情報発信PR事業費は約1,000万円。
北海道ロケーション誘致推進費は約60万円です。
世田谷区は、大都市東京にあって、繁華街、商店街、住宅街、豊かな自然、農地、歴史的遺産など多くの顔を持つ地域です。
地域活性化策の一つとして、ロケーション誘致も非常に参考になります。
写真は、今回色々教えていただいたお二人。
右から、経済部観光局国際観光グループの長橋参事、私、北海道ロケーション連絡室の長山主査。
丁寧に教えていただきありがとうございます。
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