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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2013-01-15

君たちだけが持っているものがある

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東京都心で8cm、横浜で13cmの積雪。
公共交通機関のダイヤは乱れ、道路は各所で大渋滞。
歩けば傘をさしても、びっしょり。
昨日は、振袖やスーツに身を包んだ新成人の皆さんには気の毒な成人の日になってしまいました。
でも、まあ、そんな日もある。
人生、大事なところで、どうしようもなく邪魔が入ることってあるもの。
誰かが悪意でそうしたわけでもない。
簡単に言えば「ツキがなかった」
そんな時に気持ちを切り替えて、前に進んでいけるか。
これが人生の勝負どころだったりもする。
ハタチの君は、社会に出て数年か、まだ社会に出ていない人がほとんどだろう。
仕事をし、お金をもらい自立した大人として過ごしていくのは、なかなか大変だということに気付き始めるころかもしれない。
自分が思い描く「普通の生活」のための充分なお金を稼ぐのは、結構むずかしい。
人間関係に悩まされず、ゆるやかに、のんびりと暮らしていく。これだって至難の業だ。
特に、今、日本という国は不安や不満をいっぱいに背負って歩いている大人が多い。
社会に出れば、君たちが知らない世界に戸惑ったり、悩んだりすることも多いだろう。
そんな時は、君たちしか持ってないもので乗り切っていってほしい。
それは若さだ。
成人の日のイベントに向かう君たちを、電車の中で見かけました。
雪に降られても元気、元気。
屈託のない笑顔で、旧友との再会に驚きの声を上げたり、懐かしい話で盛り上がったり。
「若い」は「知らない」の類義語でもある。
でも知らないからこそ、新しい道を見つけることだってできるんだ。
仕事や学問、芸術や文化、政治だってそう。
一人一人の力は、そう大きくないけど、一人一人の力で世の中は動いている。
そうやって、お父さんもお母さんもおじいちゃんもおばあちゃんも頑張ってきました。
次は君たちの番。これからの日本をよろしくお願いします。

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