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2025-02-21

区史編さん問題。区がこれまでの誤りを認め、今後は著作者の権利を尊重するという答弁。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

今日のブログも世田谷区議会での一般質問から。「区史編さん問題について」です。

議会質問の様子は以下の動画でご覧ください。

区が「世田谷区史」の執筆者に対し、著作権の譲渡、著作者人格権の不行使を迫り、これに応じない執筆者への委嘱を打ち切ったことから、執筆者の大学准教授が東京都労働委員会に救済を申し立てていました。

1月28日の各社の報道によると、その申し立ては取り下げに至ったとのことです。また区は「世田谷区史編さんの報道(令和 7 年 1 月 28 日付)に関する区としてのコメント」をホームページに掲載し、その中で「区は問題解決のために尽力し、著作者人格権の尊重を確認することで、この度、関係者と折り合いをつけることができました」としています。

そこで、桃野は区に対し「今後は区史編さんの執筆等において区が著作者人格権の不行使を条件とすることは無いか」と問いました。

区の答弁は「今後の区史編さん事業において、執筆者個人と契約を結ぶ場合は、著作者人格権の尊重を旨とし、また、著作権の取り扱いについても、特に対価や利用形態に関する事項について、執筆者個人と十分に協議したうえで契約を結ぶ」との内容で、区がこれまでの誤りを認め、今後は著作者の権利を尊重するという内容でした。

先ずは良かった。

桃野は他に、区史編さん委員の身分についても区に問いました。

区史編さん委員会は、条例に設置根拠のない要綱設置の委員会ですが、委員へは報償費が支給され、その支払額から3.063%の源泉徴収がされています。それを前提として、委員の身分は地方公務員法第3条第3項第2号の特別職なのか私人なのか。

区の答弁は「区史編さん委員は私人である」というものでした。

さて、これは本当に正しいのか。区のあらゆる支出は区民の税金が大元です。不適切な財政支出は許されません。今回の区の答弁に問題は無いのか。桃野は引き続き検討を続けます。

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