学校には、子ども達が安心して自分を出せる安心感、それぞれの生き方を尊重される空気感こそ必要。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
先日、議会で世田谷区の不登校対策について取り上げました。
以下、その際の質疑の動画です。
以下、関連ブログです。
最近、不登校支援に限らず、学校の在り方として「個別最適な学び」という言葉がよく使われます。これは簡単に言うと「子どもは皆違う、多様化する子ども達の価値観やニーズに学校が細かに対応すべき」とのキャッチフレーズ。
これは、一見非常に美しいこと、正しい取り組みに思えますが、教職員の多忙化が社会問題となっている今、際限なく子ども達の選択肢を増やす「個別化」ができるのか。そんな絵空事を唱えていては、子ども達にとっても教職員にとっても決していい結果にはならない。との趣旨で桃野は取り上げました。
世田谷区長は「麹町中学校内申書事件」と呼ばれる経験をし、のちに「麹町中学校へ死の花束を」の書籍を著した方。どうも、多くの区民が考える教育観、学校観とは齟齬があるように思えてなりません。
桃野は、世田谷区の区立小中学校において「個別最適な学び」をやるというなら、しっかりとそこに「ヒト・モノ・カネ」を付けるべき。それをせずしてやれやれと言ってもそれは無理難題だと感じています。
今、やるべきことは空疎なキャッチフレーズではなく、学校から子ども達に対する「同調圧力」や「横並び意識」をなくす発想、意識の変革だと考えています。
子ども達それぞれの考え方、生き方を尊重する空気感、子ども達がそれぞれ安心して自分を出せる安心感が学校に充満することこそ必要では無いでしょうか。
さて、とはいえそれも一朝一夕に生まれるものではありません。
今現在、不登校の状態にある子ども達、その保護者の皆さんの声に、世田谷区教育委員会が耳を傾け意見を交わし、そうした方々の不安を少しでも解消しようとする取り組みも欠かせません。
世田谷区では「不登校保護者のつどい」を開催しています。不安な気持ち、辛い気持ちを抱えている方。又どこにどう相談したら良いのかわからないなど知りたいことがある方は一度参加されてはいかがでしょうか。
事前予約不要、途中参加・退席も可能な気楽な会です。肩の力を抜いてご参加ください。
詳細は以下、区のサイトに掲載されています。
【世田谷区「不登校保護者のつどい」へのお誘い】(世田谷区のサイト)
以下、世田谷区のサイトから引用です。
コメントを残す