文科省が、不登校の児童生徒を支援する「校内教育支援センター」を、全国の公立小中学校6000校に新たに設置する方針を示しています。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
今朝(11/9)の日経新聞に「校内フリースクール」の記事が掲載されていました。
文科省が、空き教室を利用して不登校の児童生徒を支援する「校内教育支援センター」を全国の公立小中学校6000校に新たに設けるという内容です。
登校はするけど教室には入りづらいという子どももいる。今はオンラインで教室と繋ぐこともできる。校内に「居場所」をつくること大事。良いこと。→不登校の子支援で空き教室活用、6割拡大
日本経済新聞 電子版 2023/11/9https://t.co/si8WOo7d4f— 桃野芳文(世田谷区議会議員) (@momono4423) November 9, 2023
記事にもありますが、文科省は3月に不登校対策をまとめた「COCOLO(こころ)プラン」を発表しており、世田谷区もそれを反映した計画案を立案しています。
今年の7月には、教育長ら区教委幹部と、桃野が所属する文教委員会で、名古屋市教育委員会が取り組む「校内の教室以外の居場所づくり」も視察してきたところです。
以下、関連ブログ。
【名古屋市教育委員会が取り組む「校内の教室以外の居場所づくり」。校長先生や教員の方からエピソードを聞いても、大切な場所であることがわかります】(2023.07.12 桃野ブログ)
学校に行けるけど、教室には入れないという子どもがいます。その日の気分によっては教室に入れたり、入れなかったりという子どもも。
今は学校にオンライン学習の環境があり、タブレットやパソコンが利用可能。教室に入れない児童生徒に対しても、校内に居場所があって、そこで様々な方法で学習支援が行われるよう環境を整備すべきでしょう。校内に安心して過ごせる場所があれば、登校できるという児童・生徒もいるはず。
区立小中学校全校で、そうした居場所として適した場所があるか、余剰となっている教室があるか、という課題もありますが、世田谷区では小中学校全90校のうち、15校で子どもの居場所「ほっとルーム」が整備されています(令和5年度10月時点)。
学校の改築の機会を捉えて場所をつくるなどしながら、段階的にほっとルームを増やし、最終的には全校に設置予定となっています。
◼️写真は名古屋市立中学校の「ひだまりルーム」
コメントを残す