世田谷区立小中学校でも校庭から釘、杭、ガラスなどが見つかっています。これから金属探知機で調査・除去へ。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
世田谷区でも小中学校の校庭を調査することになりました。
今年4月、杉並区立小学校の校庭で、転んだ児童が地面から出ていた釘にひざを打ちつけ、大けがをする事故が起こりました。その後、杉並区は区立小中学校など67施設を調査し、計約1万5千点の釘やペグ(杭)、金属ごみが見つかったと発表。
校庭から釘、ペグ、鉄パイプ…杉並区調査で計1万5千点見つかる https://t.co/tCNrjrVCap
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) June 30, 2023
今年5月12日には文科省が【校庭等における危険物の確認・除去等について】の事務連絡を発出しており、世田谷区も区立中学校各校に安全確認を指示していました。その後全校より、目視等による安全確認結果、危険物除去の報告があり、その結果は以下。
◾️2023.07.26 文教委員会資料より
続いて、小学校2校で金属探知機による調査(検知可能深さ50cm)をしたところ、以下の状況。
・A小学校 / くぎ 3本、杭 32本
・B小学校 / くぎ・杭120本、旧グランドマーク 26個
※概ね表層から深さ5〜10cmで確認
区では、上記2校における危険物の確認・除去の実施結果等を踏まえ、各校校庭において、金属探知機による危険物(金属)確認・除去作業を実施します。
対象校は小学校53校、中学校29校の計82校(改築校・令和4年度以降の校庭改修校、ゴムチップ舗装校は実施しない)で、事業者への作業委託にて実施。加えて区立幼稚園8園については、教育委員会事務局による金属探知機による確認・除去を実施します。
当然のことながら、杉並区同様の事故が起きないよう、確実な危険物(金属)除去が必要です。そして今後事故が起きないよう校庭に釘、杭などを打たない運用を徹底すべきではないでしょうか。桃野は、本日の文教委員会で区教委に意見を述べました。
上記金属探知機による調査、除去は、秋の運動会開催校については開催前に作業を完了するよう調整し、11月末には全対象校での作業が完了する予定です。
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