区長以下、区職員が「体罰は許されない」との認識をしっかり持たないと。世田谷区の子ども達が、暴力や虐待から守られる環境を作らねばなりません
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
昨日、公になった世田谷区内の認可保育園での虐待事件。ブログでもご報告しましたが、区も既に園児への虐待があったことを認めています。以下、関連ブログ。
またもや世田谷区内の認可保育園で虐待事件がありました。本日夕方報道され、区に事実確認を行いましたが虐待が行われていたことは事実のようです。
昨日の報道を受け、桃野も区の保育課長と話を致しましたが、ことの経緯は以下のようです。
11月中旬、区に保護者から「虐待が行われている」旨の通報
12月中旬、区から保育園に対してヒアリング
12月下旬、園にて保護者会開催
12月下旬から1月中旬にかけて、園にて保護者アンケート、保護者面談
1月末、園から区に調査報告
そして桃野は昨夜時点で、「区が把握している虐待行為」は以下と認識していました。
・子どもの名前を呼び捨てにすること
・子どもに対する乱暴な呼びかけ、強い口調、必要以上に大きな声を出すこと
・子どもに対する厳しい叱責
・子どもの自尊心を傷つけるような言動がなされていること
・食事に時間がかかる子どもへの厳しい声かけ、配慮が不足していること
・トイレに行きたい子どもに我慢させること
いわゆる「心理的虐待」が行われていたとの認識でしたが、本日の報道では新たな事実が報じられています。
新たな事実。身体的な虐待も行われていたということ。この際、しっかり全ての事実を明らかにし、子ども達が笑顔で過ごせる場所を作らないと。
→東京・世田谷区の認可保育園で虐待 保育士2人が園児に「デコピン」など…1人は“退職”(日テレNEWS)#Yahooニュースhttps://t.co/EeO6A65JZQ— 桃野芳文(世田谷区議会議員) (@momono4423) February 3, 2023
さて、どこまでこの事件は大きくなるのでしょうか。とにかく区はしっかりと全容を明らかにし、こうした虐待行為が2度と起こらぬよう反省もし、取り組みも進めなければりません。
かつて世田谷区長は、区のイベントに出演していた子どもが、ステージ場、聴衆の面前で「髪を掴まれ、頭を引っ張り回され、往復ビンタをされた」ことに対して「体罰ではない」と言い放ったその人でもあります。
区長以下、区職員が「暴力とは何か」を考え、更に「体罰は許されない」との認識をしっかり持たないと。世田谷区の子ども達が、暴力や虐待から守られる環境を作らねばなりません。
往復ビンタすら「体罰ではない」と定義する世田谷区長のもとで、世田谷区は虐待や体罰を根絶することができるのだろうか。https://t.co/0XG3ZHlVSz
— 桃野芳文(世田谷区議会議員) (@momono4423) February 3, 2023
https://www.huffingtonpost.jp/entry/hosaka-hino_jp_5c5d49f5e4b0974f75b115af
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