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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2022-04-23

子ども達の安全が守られる保育園を。今般「園児の緊急搬送」という悲しい出来事がありました。区はその責任と真摯に向かい合わなければなりません。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

本日のブログも昨日に続き、福祉保健常任委員会での報告事項より。

こちらは関連ブログです。

世田谷区内の保育園で虐待です。子どもに「ブサイク」と言う、怖い映像を見せ怖がっている様子を見て笑う、嘔吐してしまうほど食べさせる、など。

上記ブログの虐待事件も大変な問題ですが、委員会の中で「私立認可保育園で園児が緊急搬送された」という案件も報告されました。

遡ること1年前。令和3年4月13日(火)、世田谷区内の私立認可保育園において、4歳男児が園トイレにおいて強い痙攣等を起こし、救急搬送されたそうです。その後、保育園を経営する法人が第三者検証委員会を設置。その報告書が、令和4年3月9日(水)、区へ提出された模様です。

事故報告書が法人から区に提出されるまでの経緯は以下。

・令和3年4月13日(火)

当該児童の体調が急変し、医療機関へ救急搬送された。

・令和3年4月17日(土)

園より区へ第一報が入る。

・令和3年4月19日(月)

園に対して事故報告書の提出を依頼。

・令和3年4月19日(月)~6月18日(金)

園において当該児童の保護者への対応および事故報告書の作成を行った。区は園に対して事実関係の確認および指導を行った。

・令和3年6月18日(金)

確定した事故報告書の区への提出と同時に、法人が第三者検証委員会を設置する旨の報告を受けた。

先ず、昨年4月に起きた「園児の緊急搬送」について、なぜ今頃まで議会に対し伏せられていたのかという問題があります。委員会では、区に厳しい意見が出ていました。なぜこのような重大事案を明らかにしなかったのか。

そして検証委員会に関連して、区の不手際が明らかになっています。

平成28年3月31日付の国通知にて「特定教育・保育施設等における重大事故の検証を区市町村が行う」という基本的な考え方が示されていますが、区は事故後検証委員会を設置せず、結果的に法人が設置した第三者委員会にお任せ(便乗?)する形になってしまいました。

現在区は、今般の重大事故について、改めて検証するとともに、外部有識者の協力のもと、保育施設に対する指導・支援のあり方に関する検討会を設置するとしています。

遅きに失したとは言え、区がこのような動きをしているということは、緊急搬送された園児の健康状態は未だ思わしくない(その結果もあり大きな問題になっている)ということなのでしょう。

引き続き、区議会からは区に対し「なぜこのようなことが起きたのか」の事実を明らかにすること、そしてしっかりと再発防止策に取り組むことを求めていかなければなりません。

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