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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2021-07-10

学校部活動の大会やコンクール。昨年は残念ながらことごとく中止になりましたが、今年は開催されそうです。文科省が通知を出しました。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

東京は4度目の緊急事態宣言。7月12日(月)から8月22日(日)までとなります。東京オリンピック閉会式が行われる8月8日(月)を過ぎて、お盆休みの期間を終えるまでということになります。お盆期間中の人の移動を抑えようという意図に基づく期間設定でしょう。

昨年に続き、今年も子ども達にとって厳しい夏になってしまうのでしょうか。昨日のツイッターでも発信しましたが、世田谷区教育委員会は、緊急事態宣言下の対応について以下発表しました。

上記ツイッターでも触れましたが、世田谷区立小学校の6年生を対象に毎年実施される「日光林間学校 」も緊急事態宣言に伴い、実施を見合わせることになりました。楽しみにしていただろう子ども達はきっと落胆しているに違いありません。

ただでさえ、コロナで校外学習含む様々な行事が中止になっている子ども達です。今年の6年生は、昨年は5年生だったわけですが、5年生で実施される「川場移動教室」は全校中止でした。

桃野のFacebookには以下のご意見も。

現6年生は、1年前5年生での川場移動教室も中止、音楽ホールや劇場など臨場感を体験できる校外学習も学校の体育館での小規模なものとなり、産業・工業関連の社会科見学も中止。
様々な社会の仕組みや活動を学ぶ機会、視野を広げる機会を奪われたまま中学生へ大人へとステップアップせざるを得ない状況に、やるせ無い思いでいっぱいです…

引用以上。

コロナだからと思考停止しては行けない。あらゆる行事を中止にしてしまえば、それがある意味では一番簡単かもしれません。でもそれは子ども達の学びの機会を安易に奪うことに繋がるのです。繰り返しになりますが、子ども達は今、あらゆる学校行事が中止になっている状態。

大人はある程度、好き勝手なことができますよね。「感染対策はしっかりやってるから」と枕詞をつけて。でも子ども達の学校行事はそうは行きません。大人が「リスクがあるから中止」と判断してしまえば、子ども達はけなげにそれに従うしか無いのです。以下のブログでも同趣旨のことを述べました。

学校行事を中止するのは簡単なこと。でも「どこにどんなリスクがあり、それを回避して実施するためにはどうしたら良いか」と考えた上で判断しているか】(2021.07.08 桃野ブログ)

そんな中ですが、本日(7/10)の日本経済新聞に以下の記事がありました。これは朗報。

夏の大会「中高生参加を」 文科省通知、制限緩和】(2021.07.10 日経新聞)

記事では以下伝えています。(一部要約・抜粋して引用)

・昨日(7/9)文部科学省が「新型コロナウイルス対策を徹底した上で学校部活動の夏の大会やコンクールに、中高生が参加する機会を確保するよう」全国の教育委員会に通知した。

・1月と4月に東京都などで緊急事態宣言が発令された際には、近距離で接触するといった感染リスクの高い活動を控えるよう求め、大会参加には言及していなかった。

・今回の緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象地域で、大会に向けた練習が行えるようにも要請。

・通知では、部活動中は大声を出さず、用具を使い回さないといった感染対策の徹底を強調。その上で、感染拡大地域でも一律での部活動中止を避け、大会への参加を可能とするような対策を講じるべきだとした。

・中高の体育連盟などには、夏の大会をできる限り開催するよう依頼した。

引用以上。

もちろんコロナ対策を蔑ろにはできません。しかし各自の工夫の余地を一切認めず、一律中止というのは全く合理的ではありません。

例えば、プロ野球やプロサッカーは「感染対策を徹底した上で」練習も試合も行われ、観客も入れて、ビジネスとして成立させています。中高生の場合においては「感染対策を徹底したとしても」練習も試合もまかりならんと言われてどれだけの人が理解できるのでしょうか。

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