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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2020-12-23

屋外で一人で歩くときもマスクは必要?ワクチン接種が始まれば打つ?専門家はこう答える。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

本日(12/23)の朝日新聞に掲載されていた【コロナ、「正しく恐れる」とは ―アピタル、オンライン記者サロンから】の記事。専門家が平易な言葉で”日常生活におけるコロナ対策”について語る良い記事でした。紙面構成は川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長、国立病院機構仙台医療センターの西村秀ウイルスセンター長が記者の質問に答える形になっています。

以下、有料記事ですがネットでもご覧いただけます。

コロナ、「正しく恐れる」とは ―アピタル、オンライン記者サロンから 岡部信彦さん・西村秀一さん】(朝日新聞デジタル)

桃野が印象に残った部分を一部抜粋、要約。

Q:店に入るたびに手指消毒を求められるが。

A:(岡部)毎回必要なものでも無いが、やること自体は悪いことでは無い。エチケットの面が強い。やらない時があっても悪くは無い。

A:(西村)やりすぎでしょう。店のためにやっている部分が大きい。本当に消毒するなら手を洗い、指先なども丁寧にしないと。アリバイ作りみたいなもの。

Q:屋外で一人で歩くときもマスクは必要か。

A:(岡部)広い空間で空気中にウイルスが待っている状況はあり得ない。人がすれ違ったぐらいでうつるほど感染力が強いとは証明されていない。

A:(西村)確率論。患者が空中に出すウイルスは多く無い。余程近くに患者がいない限りそのウイルスを吸う確率は非常に低い。

Q:一人での外食も避けた方が良いのか。

A:(西村)その判断は難しい。客が誰もおらず密閉空間でなければ全然問題ない。密閉空間で騒がしく換気もなければ入っていくのは危険。危ないかどうかは自分で判断。

Q:年末年始の帰省は避けた方が良いか。

A:(岡部)条件次第。同じ時期に同じ行動をとると密の状態になる。例えばお花見。お花見に行くことが悪ではないはみんなが同じところに行って大騒ぎするのが良くない。年末年始も同じような考え方。計画的に帰省すれば良い。

A:(西村)キーワードは年末年始。帰省を避ける必要は無い。ただ移動中のリスクを考えること。例えば新幹線の乗車率が200%になったらまずい。車で帰省するなら全然問題ないだろう。体調を整え、その2週間前ぐらいはリスクのある行動はしないことが大切。

Q:ワクチンを多くの人が打つようになれば、今のような制約のある生活から解放されるのか。

A:(岡部)ワクチンは強い武器。でもワクチンだけで感染症が解決されるわけではない。キツキツのところはもう少し緩くできるかもしれないがワクチンができたからと言ってまったく元どおりということもないと思う。

A:(西村)どこまで良いワクチンができるか次第。パーフェクトなものはあり得ない。多分今の閉塞的な気持ちからは解放される。でも何をやっても良いような形の解放にはならないと思う。

Q:日本でもワクチン接種が始まれば自分も打つか。

A:(西村)今の生活から解放されたいから打つが、ある程度効果がわかっていることが前提になる。メリットと副作用のせめぎ合いだが、僕は気持ちを軽くしてくれるならば打つ方にかける。

A:(岡部)当然受ける。自分にできないものは人に勧められない。ただ英国で接種が始まったワクチンをそのまま日本で始めるわけではない。日本でのデータも見て、効果及び安全性に関する評価をしてからだ。

Q:新型コロナが収束し「今まで通り」の生活に戻れるのはいつか。

A:(西村)付き合っていくしかないかな。ワクチンができてある程度、感染や重症化を防げるとか、いい薬ができて死なないで済むとか。普通の生活に戻りつつも感染症としては残っていくのではないか。

A:(岡部)収束の定義次第。SARSは人類が消したのではなく勝手に消えてしまった。一方で新型のインフルエンザは流行した後、当たり前のインフルエンザになった。少なくとも「新型コロナは来年中に消えます」などというのは言い過ぎだ。ただ来年の今頃はこの病気との付き合い方が上手くなり気をつける点ももっとわかってくる。それが「with コロナ」。「ゼロ コロナ」を期待するのは間違いだ。

抜粋、要約以上。

年末年始の過ごし方、そして来年以降の見通しに向けて非常に参考になる専門家の意見ではないでしょうか。

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