ご近所付き合いや地域行事への参加が、介護が必要になるリスク、死亡するリスクを下げるという調査結果。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
大きな会社で一生懸命仕事をしてきたのだけど、定年退職後、急に日々の時間を持て余すように。
家族以外で付き合ってきたのは自社か取引先の人達ばかり。
退職してからはそんな人達とも付き合いが無くなって、自分にとっての社会が急に小さくなってしまう。
そんな風になっては、寂しいですよね。
年を重ねても充実した人生を過ごしていくためには、仕事を離れたところでの人間関係ってすごく大事だと思うんです。
趣味の集まりでも、地域活動でも。
もちろん一人で何かに没頭するのも悪いことではありませんが、アリストテレスの言ったようにやはり人間は「社会的動物」ですから。
さて今日の新聞に「近所づきあいをする」「地域の行事に参加する」ことで、介護が必要になったり、死亡したりするリスクが減少するという記事が掲載されていました。
【ご近所付き合いすれば、介護・死亡リスク減…筑波大など調査】(11月12日読売新聞夕刊)
筑波大学の研究チームによると「近所付き合いがない」など社会とのつながりが薄い高齢者は、介護が必要になったり、死亡したりするリスクが高いとの調査結果が出たそう。
(以下、記事内容を要約)
滋賀県米原市で、65歳以上の高齢者6,603人について6年間「行動の活発さ」と要介護の関連について追跡調査をした。
その際「社会とのつながり」を判断する目安として以下の4項目を調べた。
1)独り暮らし
2)近所付き合いがない
3)地域の行事などに参加しない
4)経済的に困窮
このうち、2項目以上に該当した人は1,186人。介護が必要になったり、死亡したりするリスクは「全く当てはまらない人、3,300人と比べ、1.7倍という結果だった。
例えば、経済的に困窮はしているけど家族と暮らし、ご近所付き合いをし、地域の行事に積極的に参加しているという方はリスクが下がるということでしょうか。
いつまでも元気に暮らし続けたい。これは多くの人の望みですよね。そのためには、お祭りなど、地域の行事に積極的に参加するのが効果的なのかもしれません。
■写真は今年の夏祭りにて。裏方として準備の様子。
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