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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2011-12-21

賃金は平均で2万円/月。到底、十分な金額ではありません。

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本日は、広報小委員会、議会運営委員会。
その後、世田谷区立「下馬福祉工房」へ。
福祉の現場を実際に見て、そして、現場で働く方、利用者の方から直接、貴重なお話を伺うことができました。
税収は減る。一方、福祉サービスへのニーズはどんどん高まる。
国も、そしてどこの自治体も抱える問題です。
限られたお金で、行政サービスの水準を下げない、高めていくためにはどうしたらいいのか。
喫緊に取り組んで行かなければならない課題です。
「下馬福祉工房」は、一般企業への就職が困難な障がい者に就労機会を提供するとともに、生産活動を通じて、知識と能力の向上を目指す施設です。
現在、29名の皆さんが、菓子の製造・販売、アクセサリー製造、災害時用簡易トイレの組み立てなどの作業をして賃金を得ています。
賃金は平均で約20,000円/月。
到底、障がい者が自立するに、十分な金額ではありません。
障がい者にとって、賃金の多寡とは別に、社会の一員として「働く」ことに様々なハードルがあるのも事実です。
お話しを伺うと、やはり「安定的に仕事を得る」というのが大きな課題のようです。
時に、ほとんど仕事がなく、時に、こなせないほど仕事がある。
景気の低迷と共に、仕事は減り、工賃も低くなっているとのこと。
又、自主事業の柱である菓子の製造・販売は、競合が多く安定的に利益がとれる事業にはなっていないようです。
封入作業等、”時給数十円”といった仕事もあると聞きました。
いかにも厳しい条件です。
福祉作業所は、「魅力ある商品やサービスの開発」に努め、企業は「社会貢献活動」として支援をし、行政は適性コストで質の良い「福祉サービス」が提供できるよう知恵を絞る。
障がい者福祉だけではなく、これからの福祉の在り方については、今までにない枠組み作りが求められます。
私も一生懸命知恵を絞ります。
下馬福祉工房のクッキー「しもまるくんファミリーサブレ」は、もらってうれしい「世田谷みやげ」に指定されている逸品です。
http://www.setagaya-icl.or.jp/miyage/54/index.html
私も好きです。美味しい!「しもまるくん」
詰め合わせ・クリスマスバージョンも買いました。
かわいい!

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