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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2018-02-02

議会は有権者から頂いた「質問する権利」を大切に行使する場。「そんなこと廊下で話せば?」って質問はやめてほしい。

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
国会中継を興味を持って見る人ってそんな多くはないと思います。そもそも平日昼間にテレビを見ている人っていうのも多数派ではないですしね。
でも、結構面白い、実は。
そんなことを伝える記事が今朝(2/2)の朝日新聞に掲載されていました。
米国出身のタレント、パトリック・ハーランさん(お笑いコンビ、パックンマックンのパックンって言った方が通じるのかな)が、参院予算委員会を傍聴。その感想を語っています。
(一部抜粋)
・「同じ空間にいると、緊張感も迫力も全然違う。日本の穏やかな国民性に比べて、国会は情熱的だ」
なるほど確かに。テレビ中継が入る予算委員会は、多分にテレビ映りを気にしての振る舞いということはあるかもしれませんが「会社の会議」でヤジが飛んだり、質疑を中断するほど混乱したりということは頻繁にはないですよね。
・「事前通告というのも、根回しを重視する日本らしい」
こちらは「日本らしい」か。事前通告と根回しとはちょっと違うと思いますけど。
・質問する議員と答弁する首相らが交互に挙手し、委員長に名前を呼ばれてマイクの前に立つ。発言が終わると、また席に座るのはセレモニーのようで日本らしい。アメリカ人だったら我慢できない。1人ずつにマイクはないのかって。そうすれば10倍ぐらい議論できるのでは。
これも日本らしいって見えるんですね。桃野も国会中継見てて一回ずつ席に戻ったり、立ったりしているの見て「これはじれったいなー」って思ってたけど、あの間で色々考えたり、心を落ち着かせるたりしてるんですよね、きっと。
・日本では政治不信とよく言われるが、対立だけではない政治の姿にも注目してほしい。日本でも投票したいなあ。
そうそう、生の議論を見ていると誰がいいこと言っている、誰が変なこと言っているって、何となくでも感じるもの。投票意欲も湧くと思うんです。投票率が低い「日本の10代、20代、30代」にも是非、国会中継の視聴をおすすめします。
 
ところで、最近のオモシロ国会質問といえば。桃野は、コレ。
開会式「インフルで欠席するのも手」 自民・宇都隆史議員が安倍晋三首相に
wikipediaによると、この発言の主、宇都隆史議員は1974年生まれの43歳。防衛大学校理工学部を卒業後、航空自衛隊入隊。その後、松下政経塾を経て参議院議員2期(自民党・比例区)という経歴の持ち主。
この方、昨日は朝刊各紙を飾っておりましたが、1月31の参院予算委員会で、安倍総理が平昌冬季五輪の開会式に出席予定となっていることに関連して「本当は行きたくないとも感じる。最後は行くのをやめようと思ったら、インフルエンザに罹患する手もある」と発言したそう。
まあ「嫌だったら仮病を使って休めばいいのでは?」ということなんでしょうから、何とも幼稚な発言です。それに「五輪開会式への出席は外交カード」とするなら、国会で総理に向かってこんな発言をすること自体、外交オンチ。
と、この発言部分については、新聞にも出ていたんですが、インフル云々の前にも宇都議員、色々と言っているんですよね。桃野はTBSラジオ「荻上チキ・Session-22」をradikoで聴いていて、たまたまその他の発言部分も聞いたのですが、国会議員の国会での発言かと思うと、ちょっと気持ちがふさぐなぁという感じ。
ネットで検索したら、こちらに書き起こしがありました。
(この書き起こしが正確かどうかは不明ですが、桃野がラジオ番組を聞いた印象では、こんなようなこと言ってたと思います)
インフルエンザ云々の他にも、、、
・総理が行かれるということですので、(略)、特にですね、ご認識頂きたいのは、北の問題に対して、色んな会話をするわけですから、やはり、ある意味、危険な地域に行くわけですので、身辺警護等を含めてですね、ぜひあの、そこに万全を期しながら、無事に帰ってきて頂くことを望みます。
最初、北朝鮮に行くとか行かないとか、そんな話をしているのかなと思っていたんですが、韓国(平昌)に行く話のようです。「危険な地域」って、この人の基準はどの辺にあるんだろうか。
・外交成果が上がるかどうかは分かりません。はっきり言って、言ったことをコロコロ変えるような国ですから。
「言ったことをコロコロ変えるような国とは、外交なんてできませんよ」って意味かな。韓国に対して「言ったことをコロコロ変えるような国」と勢いつけて国会で言ってしまうところに「発言が軽いな」って思うし、仮にそういうことが起きたんだとしたら、そんな時でもなんとか落としどころを探るのがまさに外交なんじゃないの?
・総理を見てるとですね、本当は行きたくないんだろうな、ってのを、何となく感じます。時間がありますからですね、最後、やっぱり行くのやめようかなと思ったら、まぁインフルエンザ等も流行ってますから、罹患するという手もありますので。ギリギリのギリギリまで、色んな情勢を鑑みながら、本当に行くべきか、行くんだったら徹底して、危機管理も万全にしてですね、行って、成果を上げて、で、無事に帰って来て頂きたい、そのことをお願いしておきます」
その後にインフルのくだりになるのですが、「総理、私はあなたの安全を心から心配しております」ってアピールなんですかね。そういうことだったら貴重な質問時間を使わずとも国会の廊下でやってくれって思っちゃいます。
 

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