世田谷区、会計検査院からの指摘で補助金を返還。ルールに基づき正確に仕事をするのが役所の最も得意技のはずなのに。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
本日は駅頭活動を終え、区民生活常任委員会へ。
委員会での、区(行政)からの報告事項の中で”新聞沙汰”も。
「マイナンバー巡り、補助金を過大交付、大田・世田谷区へ403万円 会計検査院指摘」
少し込み入った話になりますので、すごくかいつまんで記すと。
・マイナンバー制度における通知カードの再交付にかかる費用について、国が自治体に補助金を支払う仕組みがあった。
・この補助事業について、国から自治体へ交付される補助金において誤りがあった。
・世田谷区は、121万円の過請求をし、交付を受けていた。
・平成29年2月、世田谷区は会計検査院から指摘を受けて補助金を返還した。
こういう話です。
それで、本日の委員会の場で「過請求をしていたので返還しました。申し訳ございませんでした」と報告があったわけです。
でも、桃野が「ちょっと待てよ」と思うのは「何故この話が今ごろ、議会に報告されるの」ということ。
会計検査院から指摘を受けて、お金を返還したのは今年の2月。そんなことがあったならその時点で速やかに報告されてしかるべき。今回はおそらく、「新聞等で報道されることがわかったから」ということも無関係ではないでしょう。
そんなことよりも「不適切な公金の扱い」が発覚したのだからしっかり公表すべきだ、という意識を持ってもらわないといけないと思うのですが。。。
■以下、委員会で配布された資料
法律、条例、規則、要綱など。決められたルールに基づいて正確に仕事をするというのが役所の最も得意技のはず。そしてその能力については区職員の矜持のはず。そして「公金の正確な扱い」は最も重視されるものの一つのはずです。
その根幹が揺らいでいる、そして、それをメディアが報道しない限りは発表もしないというのは、まさに組織の長である世田谷区長の「組織統治」が機能していない証左ではないでしょうか。
組織の緩みは大事故、大事件につながります。要注意。
小学校の運動会をサポート。足が速かろうが遅かろうが、身軽だろうがそうでなかろうが、一生懸命に走ったり踊ったりする子どもたちは眩しい。 日本で平均的なドライバーが1年間でハンドルを握っているのは約100時間、うち約4割を渋滞で過ごしている 区長がよく使う「スーパースプレッダー」という言葉。聞いた人が「無症状でウイルスをばらまいている感染拡大の張本人」「モンスターのような存在」という印象を持ってしまう言葉ではないでしょうか。 不登校は一つの選択肢。必ずしも否定されるべき行動ではありません。一方で、学校が子ども達にとって安心、安全に過ごせる場所であることは大前提。 明日(11/28)から世田谷区議会は今年最後の定例会。会派の代表質問では、DX推進、霊感商法、給食無償化、世田谷ナンバー問題がテーマです。
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