「都立広尾病院の移転は白紙」巨額の税金を投入されながら「ブラックボックス」となっていた公共事業に新たなメス!
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
今朝の新聞を読んでいて驚いたニュースがこちら。
「小池知事 都立広尾病院移転計画いったん白紙に」(こちらはyahooニュース)
実は、この広尾病院の移設計画は、その意思決定過程が甚だ不可解であり、一部報道では「利権がらみ」ではないかと、取り上げられてきた問題でもあります。
桃野も、10月末に開いたタウンミーティングで、ゲストスピーカーとして迎えた、音喜多駿都議会議員にこの問題を解説してもらおうと、事前にオーダーを出していたほど、この問題には関心を持っていました。結局当日は豊洲の問題他、他のタイムリーな話題で盛り上がりすぎ(?)て本件には触れられなかったのですが、早速本日、音喜多都議が、この問題をブログで解説してくれています。
渋谷区の都立広尾病院は、昭和55年の開設で老朽化が進んでいたことから、現地建て替えと移転の2案を検討していましたが、舛添前知事が、去年閉館した国立児童館「こどもの城」の跡地に病院を移転し、平成35年度をめどに大規模な災害やテロの際の医療拠点「首都災害医療センター」として整備する計画を発表していました。都は今年度の予算に国から土地を取得するための費用、約370億円を盛り込んでいます。一方で、東京都医師会などは「東京の医療のあり方や、移転の妥当性を議論する前に、移転ありきの判断だ」として反対の意見を表明しています。
都は、まだ跡地を購入しておらず、年明けに判断する予定だった模様。
これについて小池知事は都内で記者団に対し、「『こどもの城』の跡地は、広さも位置も非常に価値があり、これまでの検討の中で土地の価格がさらに上がっている」「基本的にいったん白紙ということで、何が本当に必要なのか検討を続けていく。いろんな判断が必要になる」と述べました。計画をいったん見直し、ことし8月から医療拠点の整備の在り方を検討している有識者による検討会で議論を進めるとのこと。
何がどこでどうなったのか。
巨額の税金を投入されながら、まさに「ブラックボックス」となっていた巨大公共事業に新たなメスが入ることになるようです。
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