携帯ゲーム機を、子どもの目の前で ”バキバキに折って” 破壊。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
昨日(2/12)の東京新聞、「暮らし」面に掲載されていた「高嶋ちさ子さんの子育て日記」。
バイオリニストの高嶋さんが、多忙な仕事の中、子育てに奮闘されている様子を連載中なのですが、これが結構おもしろい。
そして、今話題の「男性の家事・育児」についても考えさせられます。
男の子2人への高嶋さんのカミナリ他、家事に協力的でないダンナさんを舌鋒鋭く批判するシーンなどは、多くの読者諸兄にも大きなダメージを残しているのではないかと思われます。
昨日の話しもオモシロオソロシカッタ・・・・。
子ども達にねだられても「買わない」といっていた携帯ゲーム機。
お友達のお母さんからプレゼントされしまった、などの経緯で長男・次男ともに手にすることに。
高嶋さんは「ゲームは平日はダメだけど、週末、宿題が終わって時間が余ったら、やってもいい」というルールを設定したそうです。よって、土曜の17時〜19時はゲームをしてもいいという時間に。
ところが。。。
金曜の夜、高嶋さんがコンサートを終え帰宅すると、長男がゲームをしている。
長男:「だって、宿題だいたい終わったんだもん」
高嶋さん:「だいたいってことは?全部終わってないんでしょ?」
長男:「終わってない・・・・」
ここで高嶋さんがゲーム機を”バキバキに折って”破壊。
次男もその日チェロを練習していなかったので次男の分も折って破壊。
そして「ゲームができないことを嘆くより、ママから二度と信用されないということを心配しなさい!」と怒ったそうです。
そして翌週。
長男の算数テストの結果は満点。
同級生から「おまえんち、ゲーム機折られたんだろ」と言われた時「けど、折られたおかげで、おれ満点とれたんだよ」と自慢し、みんなが「へぇー」と言ったとか。
他のお母さんからも「やはり本気を見せないと、ダメなんですね」というメールも来たそうです。
実は桃野この記事、ふと気づくと親の立場よりも、この長男次男の視点で読んでいました。
めちゃくちゃ恐い。。。
欲しくて欲しくて、でも親がダメだと言っていたゲーム機。
それがやっと手に入ったにも関わらず、目の前でなす術も無く破壊されてしまう。
これは相当のショックでしょう。
自分のこととして想像してみると、いやー恐い。
恐すぎる。
そして、あらためて親の立場からみると「自分は出来ないなぁ」と思ってしまいます。
桃野は、ルールを守らなかったからといっても、子どもが大切にしているものを目の前で壊したりできない。
お母さんと男の子という関係だからできるのか。
それとも、桃野が甘いのか。
でも、長男強い。
このショックを乗り越え、むしろ前向きに捉えて友達に自慢するなんて。
むしろ彼を見習いたい!
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