「旅で男を磨く」
まだ見ぬものを見たい。
知らない街を訪ねてみたい。
遠くに暮らす人々の生活に触れたい。
ちょっとしたリスクを冒してでも、そんな思いを叶えたい。
いつの時代も、若者が青春の一ページに抱く願望でないでしょうか。
10歳の少年なら、ペダルをこいで街を飛び出す半日でもいい。
何が起きても、自分ひとりで引き受けて乗り越えていく。
携帯電話も、コンビニエンスストアもない時代には、半日ばかりの旅でも、少年を少し大人に近づけてくれたような気がします。
そして、男も女も、いくつになっても、「いつかこんな旅がしたい」って秘かに思いをあたためている人ってたくさんいるんじゃないかな。
さて今の時代、国内旅行での消費を引っ張っているのは60代の男女だそうです。(9/22日経新聞)
観光庁のまとめによると、2011年1月~3月の間の宿泊旅行者は60代女性がトップで延べ410万人。
2位は60代男性で358万人。
観光庁は「定年退職をした夫婦が旅行に多く行っている」と分析しているようです。
旅行の際に消費した金額でみると、総計の約1兆4千億円のうち、トップは1,600億円で60代女性。
次に1,200億円で60代男性。
60代の女性って活動的で、消費意欲も高いのかもしれませんね。
街で見かける60代の女性は、とても元気に見えるし。
近年、「アクティブ・シニア」という言葉も盛んに聞かれるようになりました。
非正規雇用が多いとか、終身雇用制の崩壊とか、世代間の所得格差の問題もあるとは思います。
でも、お金は無くても、若者が、どんどん旅にでるような雰囲気は、社会の活力ではないでしょうか。
若者の旅、応援したいな!
Let’s hit the road !
※
もちろんシニアの旅も素敵です。
私も「いつかはこんな旅を!」の為に、足腰を鍛えておかねば。
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