「選挙とは面白いもの。そんなことを、若い人たちにも知って欲しい」池上彰さんの選挙特番の話
衆議院選挙の投開票日から一週間。
明後日12月24日(木)は特別国会の召集日です。
今回の選挙で初当選された方々は明後日が初登院ということになりますね。
初心を忘れず、国家、国民の為に力を尽くして欲しいと思います。
衆議院選挙。
いまだ、桃野にとっては余韻さめやらぬといったところなのですが、投票率から考えると有権者の半分ぐらいの方は投票にも行っていないので、余韻さめやらぬどころか、そもそも興味が無いという方も多いのかもしれませんね。
愚痴や文句を言っても、街頭で罵声を浴びせても、政治家を変えることなんてできません。
政治や政治家を変えることができるのは選挙です。
だから、みんながその大切な一票を行使してほしい。
桃野は心からそう思っています。
でも政治や選挙に関心の無い人に「選挙には必ず行きましょう!国民の義務です!」と言ってもピンとこないですよね、きっと。
先ずは関心や興味を持ってもらわないと。
本日(12/22)の日経新聞「池上彰の大岡山通信」で、池上さんが自身の出演された選挙特番について書いておられました。
(以下「池上彰の大岡山通信」より一部抜粋、引用)
選挙とは、面白いもの。そんなことを、若い人たちにも知って欲しい。
私が毎回テレビ東京の選挙特番をお受けするのはそんな気持ちからなのです。
今回の特番も、前回の参議院選挙に続いて視聴率で民放トップでした。
でも、実はこの結果を出すだけの戦略があったのです。
それは、選挙特番を一部の選挙マニア向けのものにしないという共通理解です。
テレビ東京の特番は「家族そろって楽しめる」と目標を定めました。
また、当選確実者のプロフィルの紹介にも工夫をしました。
たとえは、「最近身長が1cm伸びた」や「41歳独身、実家は結婚式場経営」「特技猫の爪切り」といった類です。
政治家も人の子。いろいろなエビソードを持っています。
こんなところからでも政治に関心を持って欲しい。私もプロフィルづくりに参加しました。
そして、候補者や政党幹部と中継を結んでのやりとり。
ありきたりの質問を避け、視聴者知りたいであろう質問を直球で投げました。
桃野はずっとNHKの選挙特番を視聴していましたが、後日、テレビ東京の選挙特番を見ていた人たちから「おもしろかった!」「池上彰さんの、政治家に対する質問がすごく鋭い!」との高い評価を聞きました。
政治も選挙も、お茶の間で、もっと楽しめるモノになるといい。
政治家の誰が好きとか嫌いとか、消費税増税の反対・賛成とかを、居酒屋で酒のつまみにもすればいい。
「政治や選挙はつまらないもの」という無関心を喜ぶ人もいるでしょう。
だって政治家は、有権者の目が一番、怖いのですから。
でも、有権者はその手に乗っては行けません。
桃野は、次回選挙はテレビ東京の特番を見ようと思います。理由は面白そうだから!
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