世田谷区長は、注目を浴びる「下北沢」では災害対策を叫ぶが「奥沢」の災害対策は1年以上放ったらかし
本日は予算特別委員会。
私は災害対策、危機管理の視点で、奥沢区民センター及び奥沢図書館の問題について質問しました。
以前も本会議、決算委員会と取り上げたテーマですが、区側の切迫感のない対応に業を煮やしております・・・
奥沢区民センター、奥沢図書館、奥沢子育て児童ひろばといった施設が入居するビルについて、平成23年11月末の一般質問、更に平成24年10月の決算特別委員会で「耐震診断が行われておらず、安全性が担保されていない、対策を急ぐべき」という趣旨で質問をしました。
これらの施設は、昭和44年着工のビルの中にありますが、区は「世田谷区耐震改修促進計画」の中で「昭和46年以前に着工したマンションは、旧耐震マンションのうち、より耐震性が劣ると推定され、重点的に耐震化に取り組むべき」としています。
区は自ら耐震化が必要だとしておきながら、区民利用施設の耐震診断に未だ手をつけていません。
更に、私が議会で取り上げてから約1年3ヶ月経ちますが、未だ耐震診断未実施のまま、区民に情報発信もせず、通常の利用を続けさせています。
23年11月の私の一般質問に、区の財務部長は「震災に備えた何らかの対応が早急に必要」「区民の安全確保の観点から施設の耐震化に向け、施設所管と協議をしながら一定の基準を設けるなど、緊急に対応するよう取り組んでまいります」と答弁しています。
ところが、今に至るまで、緊急の対応など何一つ行われてないのです。
災害対策と言えば、区長がことあるごとに、口にするテーマでもあります。
昨年9月の本会議で区長は、小田急下北沢の上部利用に関して、「東日本大震災が起き、防災・災害対策に対して私たちの問題意識も大きく、いわばこれは大きな対策が必要」」と言っています。
下北沢の再開発など、注目を浴び、目立つ仕事では災害対策を叫んでおきながら奥沢の問題は1年以上放ったらかし。
今、大きな地震が来たらどうなるかわからない区民利用施設を放置し、この問題に関心を持たずして「防災・災害対策に対して私たちの問題意識も大きく、いわばこれは大きな対策が必要だという認識が生まれた」と答弁をする区長には違和感を感じざるを得ません。
本日はそういった点を数々指摘し、今後の取り組みについて具体的な提案を含めて質問をしました。
質問は、動画にて世田谷区議会のサイトでご覧頂けます。
ご確認頂き、ご意見頂けましたら嬉しいです。
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ネット配信はこちら↓
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