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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2025-04-05

「世田谷区史編さん問題 争議解決報告集会」へ。大学教授、弁護士、クリエーターなど多くの方が参加。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

本日は「世田谷区史編さん問題 争議解決報告集会」へ参加していました。

世田谷区史編さんの問題については、以下関連ブログを参照ください。

区史編さん、またその前段階の出版物の段階から多くの問題が出来していましたが、その中でも特に大きな問題が「著作者人格権の不行使」を執筆者に求めたこと。求めたと言ってもこれに同意しなければ執筆陣から外すと迫ったのが世田谷区です。

そして世田谷区は、著作者人格権の不行使に同意しなかった谷口雄太さん(青山学院大学准教授)を実際に、区史編さん事業から”クビ”にしてしまいました。

かつてフリーライターだった保坂展人世田谷区長がこれをやるということについても大きな問題を感じます。区長はかつて「書いたものを書き換えられて嫌な思いをした」旨の発言もしていますが、権力者になるとこれをやるという理不尽さ。

谷口さんは東京都労働委員会に訴え出て世田谷区と戦ってきたのですが、これは和解(区が著作者人格権の不行使を今後求めることはない旨を評していますので、谷口さんの勝利と言っていい内容だと思います)という形で決着をしました。

 まだまだ解決できていない問題もありますが、この「争議解決」についての報告会が行われたというのが本日のイベント。会場参加、オンライン参加含めて60名ほどの方が参加されました。

参加者はフリーランスの立場で働く方、歴史研究者、著作権を専門とする大学教授、弁護士、労働組合関係の方々など。多様な世界の方々がこの問題に関心を寄せていらっしゃるということを改めて認識しました。

皆様、それぞれの立場で発言されていましたが(桃野も少しお話いたしました)、それぞれ各界の専門的な話でとても勉強になりました。お話に通底しているのは「世田谷区のやり方は文化、芸術、学術を後退させる野蛮な行為」だということでしょうか。

これからも、世田谷区が著作者人格権の不行使”強制”を含め、弱い立場の方々に理不尽な対応をしていないか、桃野はしっかりとチェックをしてまいります。

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