toggle
世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2023-05-28

これまで強く改善を訴えてきた世田谷区史編纂問題。当事者の谷口雄太青山学院大学准教授他、各界の専門家の皆さんが集まりシンポジウムが開催されます。

LINEで送る
Pocket

 

世田谷区議会議員、桃野芳文です。

これまで議会で取り上げ、区長にも強く改善を訴えてきた「世田谷区史編纂問題」。

桃野が特に大きな問題として捉えてきたのは「区が執筆者に著作者人格権の不行使を強要(=不行使を約束しなければば執筆させない)」の問題です。これまで大手メディアでも世田谷区に批判的な姿勢で報じられてきましたが、区長はこの問題にまともに向き合おうとしていません。

世田谷区史問題。「一番良い形での解決を望んでいる」は傍観者の言葉。この問題の責任者がこの態度とは驚く。区長の資質が問われる事態ではないか。

これまでも議会で取り上げ、ブログでもご報告してきましたが、著作者人格権とは著作者の名誉、思い入れを守るための権利です。例えば、著作者人格権の中に含まれる同一性保持権は、著作者が作成したもの、区史で言えば執筆した文章に無断で手を入れさせない権利。執筆者が「AはBである」と書いたものを編集作業の中で「AはCである」と書き替えさせない権利ということですね。

世田谷区は、世田谷区史の編纂に際して、この著作者人格権の不行使を執筆者に求め、文章を自由に書き換えられるようにてしまいました。「著作者人格権の不行使」を契約しない限りは執筆から降りてもらうと、既に委員として区史編纂に取り組んでいる執筆者の皆様に不行使を強要しました。

こちらの関連ブログも参照ください。

著作者の名誉、思い入れを守るための権利「著作者人格権」を行使させないよう契約書に盛り込む世田谷区。これは執筆者に対する横暴ではないか。

実際に「切られてしまった」委員がいます。世田谷区のやり方は横暴では無いでしょうか。

この問題について、当事者の谷口雄太青山学院大学准教授他、各界の専門家の皆さんが集まりシンポジウムが開催されます。どなたでも参加できます。区史編纂に限らず、フリーランスの権利保護は今、注目のトピックス。是非、多くの方に関心をお寄せいただきたいと思います。

 

 

LINEで送る
Pocket

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です