HPVワクチンの償還払い。願わくば区のサイトでもわかりやすく「領収書などが残っていれば大切に保管しておいてください」と示してほしかった。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)のキャッチアップ接種、又自費で接種した方への償還払いについて。
HPVワクチンは、平成25年4月、小学校6年生から高校1年生相当を対象に定期接種とされましたが、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な痛み等の副反応が報告されたことから国は、同年6月14日に積極的な接種の勧奨を控えるよう勧告しました。
その後、令和2年10月には、ワクチンの有効性及び安全性等の情報提供に取り組むことが勧告をされ、世田谷区でも、接種対象者及び保護者宛てに厚労省が作成したリーフレットを個別に送付しています。
つまり、一時ワクチン接種の積極的な勧奨が差し控えられていた間に、該当の年齢(小6-高1相当)から外れてしまった方がいるということになります。
そんな方にも、ご希望があれば接種の対象にすべきというのがキャッチアップ接種。また対象年齢が外れてしまったことで自費でHPVワクチンを接種した方への「補償」をするのが償還払いです。
これまで桃野はこうしたことへの関連質問を議会で取り上げてきました。以下関連ブログです。
【HPVワクチン。今般国が、キャッチアップ接種や自費接種をした方への償還払いについて実施概要を示しました】(2022.04.02 桃野ブログ)
【国はHPVワクチンを自費で接種した方への償還払い(費用の埋め合わせ)をする方針を示しました。今領収書をお持ちの方は、今しばらく大切に保管を】(2022.03.15 桃野ブログ)
国はHPVワクチンを自費で接種した方への償還払い(費用の埋め合わせ)をする方針を示しました。今領収書をお持ちの方は、今しばらく大切に保管を。
国は今年3月18日にキャッチアップ接種、償還払いに関する考え方を示しています。一方、実際に接種や関連事務を担う基礎自治体たる世田谷区は、これまでその具体的な手続き等を示しておらず、桃野は議会で「償還払について迅速な情報発信を」と求めてきました。
そして、昨日(4/18)世田谷区が以下内容を区のサイトにて公表。
【積極的な勧奨の差し控えによりHPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の接種機会を逃した方に対するキャッチアップ接種について】(2022.04.18 世田谷区更新)
画面を下の方まで送っていかなければなりませんが、以下の記載があります。
自費で受けた方の償還払いについて
キャッチアップ接種の対象の方で、過去に自費でHPVワクチン予防接種を受けた方には、接種費用の償還払いを実施する予定です。
申請方法等は、現在関係機関と調整を行っております。令和4年5月上旬を目途にこのページでお知らせする予定です。
自費でワクチン接種をした方が償還払を受けるためには、自費で支払った旨を証明する何らかの手段が必要になってくるでしょう。領収証等、関連した証憑を保管しておくことが大切です。
よって区が公式に「償還払いがされます」と情報発信することはとても大事。願わくば区のサイトでも「領収書などが残っていれば大切に保管しておいてください」とわかりやすく示してほしかった。ちなみに桃野はその旨を先月の予算特別委員会で所管課に求めています。以下動画をご覧ください。
新型コロナ。先日お伝えした「東京都による有症状者への抗原定性検査キット無料配布」の対象年齢が「20歳代・30歳代」に拡大されます。 我が国へのミサイル攻撃など、絶対に起こらぬよう外交に努めるのが日本政府の役目。しかし「最悪の自体を想定した準備」こそ危機管理の基本です。 保育園のお散歩コースにある「歩行者用信号の青の時間を伸ばして」という請願。1秒で1mは小さな子どもには厳しい! 会食の自粛といい、テレワークの推奨といい。国会議員の皆さんは自ら実践しているの? 感染症対策はもちろん大切。しかし子ども達の生活全般を見ての取り組みが必要では無いでしょうか。「徹底」一本槍ではなく、負の影響も考慮した施策を。
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