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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2021-08-23

「妊娠25週以上の妊婦は新型コロナに感染すると重症化リスクが高くなる」と厚労省研究班の調査。妊婦とそのパートナーにワクチンを優先接種する自治体も。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

千葉県柏市で、新型コロナウイルスに感染し自宅療養中だった妊婦さんが自宅で産気づき、入院先の病院を探したが見つからないまま自宅で出産、その後、赤ちゃんが死亡するという非常に痛ましい事案がありました。命を落とした赤ちゃんに心より哀悼の意を捧げます。そしてこの妊婦さんがコロナを理由に安全に出産できる環境を得られなかったことに心が痛みます。2度とこのような悲劇を繰り返してはいけない。

武田良太総務大臣は本日「政府を挙げて再発防止に取り組む」とし、新型コロナウイルスに感染した妊婦に産科的な処置が必要になった場合の病院での受け入れ体制の整備に取り組むとしました。

迅速な搬送も含めて、医療体制の整備はもちろん必要ですが、合わせて重症化リスクを少しでも下げるため、妊婦へのワクチン接種が推奨されるべきではないでしょうか。厚労省の研究班による調査では、妊娠二十五週以上の妊婦は、新型コロナウイルスに感染すると重症化するリスクが高くなることが明らかになっています。

以下、時事通信の記事より抜粋。

・調査は昨年1月以降に感染した144人を対象に実施。

・内訳は軽症111人、中等症31人で、うち18人は酸素吸入が必要なほど重い中等症「II」に分類された。重症は2人いた。

・その結果、妊娠25週以上に該当する妊婦は、中等症IIと重症になるリスクが1.24倍に増えることが分かった。

・30歳以上と肥満度を示す体格指数(BMI)が26.5以上の妊婦も、それぞれ1.17倍、1.22倍に高まった。

・中等症IIと重症では、早産も増加傾向が見られたが、母体の治療のため早めに帝王切開することもあり、コロナが直接影響したのかは不明。

自治体によっては、妊婦やそのパートナーを対象にワクチンの優先接種に取り組みところも出てきました。

これは良いこと。我が世田谷区も見習うべきですが、先ずは今すぐできることとして、妊婦に対してワクチン接種を忌避しないよう呼びかけることが大切ではないでしょうか。区のサイトや区の公式ツイッターで情報発信することは今すぐできます。

以前もブログで取り上げましたし、既に区の所管には伝えてありますが、「妊娠中の方は、かかりつけ医に必ず事前相談、同意の上ご来場ください」と区のサイトに表記するのは急ぎ改めるべきです。

世田谷区は「妊娠中の方は、かかりつけ医に必ず事前相談、同意の上ご来場ください」としていますが、妊娠中の方の新型コロナ(メッセンジャーRNA)ワクチン接種は問題ありません。ご安心ください】(2021.08.16 桃野ブログ)

■「2021年8月23日更新」と表記された区のサイトでは依然として「妊娠中の方は、かかりつけ医に必ず事前相談、同意の上ご来場ください」と記載されています。

 

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