世田谷区立 東深沢中学校でのユニークな部活動「体力向上部」。放課後、休日、夏休みの活動は一切なし!
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
日本で一番人気があるスポーツイベントと言ってもいいかもしれませんね。
高校野球、夏の甲子園大会。テレビをつければ、連日熱戦が中継されています。
あの晴れ舞台に立つまでには、高校時代のみならず、中学、小学生時代から厳しい練習を積み重ねてきた選手達がほとんどでしょう。勝つために一心不乱に努力すること。その努力の中で、それぞれの「何か」を掴み取ること。それはそれでとても素晴らしいことだと思います。
一方、スポーツはそういう人たちだけのものではありません。スポーツはあくまで「遊び」の延長線上にあって、誰もが身の丈に応じて楽しめるもの。「勝つため」ではないスポーツにも、いえ時にそんなスポーツにこそ価値があるという部活動での取り組みです。
【世田谷・東深沢中 ユニーク部活、その名も「体力向上部」】(毎日新聞)
東深沢中学校で5年前に創部された「体力向上部」。世田谷区の区立中での活動ですが、桃野はニュースを通じて初めて知りました。
活動は平日の週4日、朝の45分間のみ。目的は体を動かし、体力をつけること。現在、男女約46人が所属しているといいますから、区立中学校の部活動としてはかなり大所帯ですね。体力向上部だけに所属する部員は17人、他部の部員や民間のスポーツチームに所属する生徒が29人。
「特定の競技をやるほどではないけれど、体を動かしたい」「塾に通っていても続けられる運動部に入りたい」という生徒の声を受けてできた部活動で、日々のメニューは持久走や腕立て伏せ、縄跳びなどです。
塾の勉強が優先だからとやむなく「帰宅部」となるか。それとも塾通いと時間的制約などが少ない部活とを両立しながら中学時代を過ごすか。生徒たちにとって多様な受け皿があるに越したことはありません。
腕立て伏せや縄跳びだけではなくて、ゲーム性がある種目を取り入れても良いんじゃないかな。いかに楽しい運動メニューを作るか。先生も知恵の絞りがいがありそうです。
そのスポーツの経験がなくとも顧問を務めざるをえない、部活動で休養日が無くなり多忙感を極める教師もいると聞きます。このようなクラブ活動なら、先生も「どうすればより生徒たちが楽しく活動できるか」前向きに研究に取り組めるはず。
他の区立中ではどういう状況なんだろう。連休明けに教育委員会にもあたって調べようと思います。
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