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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2016-02-25

「せたがや若者フェアスタート事業」なるもの。子ども達をめぐる現状分析すらできていない、矛盾だらけの施策だと思う。

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
本日は世田谷区議会本会議2日目。
桃野は一般質問で登壇です。
今日の一般質問では、大きく2つのテーマを取り上げました。
1)子どもの貧困対策「せたがや若者フェアスタート事業」について
2)区の外郭団体(天下り先)「せたがや文化財団」による広告施設の独占利用について
質疑内容について、今日から順にブログでもご報告して行きます。
先ず「せたがや若者フェアスタート事業」について。
この事業は今般、区が発表した〈18歳を迎え児童養護施設や里親などのもとを巣立つ方〉への支援制度。先ず、この支援の中身を説明する前に、児童養護施設、里親について説明しなければいけませんね。
①児童養護施設
家庭での養育が困難又は受けられなくなった子ども等が入所し擁護されている施設。
ケースとしては、今は圧倒的に虐待関連が多い。
通常1歳以上18歳未満の者が入所するが、場合によっては20歳まで入所を延長できる。
②里親
里親制度は、家庭での養育が困難又は受けられなくなった子ども等に対し、家庭環境の下での養育を提供する制度。里親はその制度の下、親の役目となる者。
今回、区が行なう施策は、上記①②を巣立つ方に対して、以下4つの支援を行なうというもの。
・年間36万円の給付型奨学金を支給する(給付型=返済不要)
・月1万円程度で住居を貸す
・地域交流等の場を用意する
・自立相談支援などの自立支援を行なう等
桃野は、子ども達への教育は未来の投資でもあり、意欲的な子ども、若者が学ぶことが出来る環境をつくることは大切だと思っています。当然、安心して就労できる環境だって大事。そして、もちろん施設で育った子どもとて、それは同じです。
しかし今回、世田谷区長が盛んに宣伝しているこの施策、中身が十分に練られていないばかりか、子ども達をめぐる現状分析もできていない、矛盾だらけの施策だと思うのです。はっきり言って。
世田谷区長が自分のポケットマネーで行なう施策ではありません。
区民の大切な税金を使って行なう施策です。
パフォーマンスで終わることなど、許されません。
今日はこの施策の大幅修正を迫るべく、一般質問で取り上げました。
質問時間には限りがあり、大きく分けて以下の点に的を絞って質問。
・支援対象者は適切か?
・東京都の支援事業との整合性は?
・真の自立支援となるのか?
これらの点について、次回ブログでご報告して行きます。

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