残念ながら「罵倒」「嘲笑」「挑発」のように感じる声が多く聞こえます。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
本日午後、衆議院本会議がスタートしました。
先ずは、安倍首相の施政方針演説など政府4演説に対する各党代表質問から。
代表質問は、NHKの生中継の他、テレビのニュースでも取り上げられますから、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、代表質問は委員会の質疑などと違い「丁々発止のやりとり」というわけではありません。
先ずは質問者が壇上で「○○について総理の見解を問う」「××に関して総理の考えは」といくつもの質問を読み上げ、その後その多くの質問に総理が答えるという形。
質疑の中で政府が進める施策の問題点をあぶり出すと言うよりは、野党各党が自分たちの主張を掲げたり、現在進められている(又は進められようとしている)政策のどこを問題と感じているかを表明したりと言った場になります。
よって政府側も、野党側も質疑というより演説調ですね。
それはそれで良いのですが、代表質問をテレビ中継で観ていて、桃野がすごく気になるのはヤジです。
学級会ではあるまいし「人の話は黙って聞きましょう」などというつもりはありません。
各議員、強い思いをもって国会に臨んでいるでしょうから、思わず声が出る事もあるでしょう。
しかし国民の代表たる国会議員にとっての品性というものがある。
テレビ中継では、ヤジの中身までは聞こえませんが、「罵倒」「バカにするような嘲笑」「挑発」のように感じる声が多く聞こえます。
特に民主党の岡田代表に対するヤジはひどかった。
自民党の議員の数が多いから、よく聞こえるのかもしれませんが、数を頼んで少数者を袋だたきにしているようも聞こえます。
暗にそういう役割分担になっているのだと思いますが、喚いているのは若手議員でしょう。
若手という事は、近年の高い自民党支持率に支えられて国会にやってきた議員達なんだろうと思います。
個人として活躍が有権者に認められて当選した人はそう多くないのでは。
そういう議員が、(おそらくヤジを飛ばしている議員より年長で当選回数も多いだろう)野党第一党の党首に、主張や政策は違えど、口汚い言葉を投げつけるというのはいかにも品性の無い行為ではないでしょうか。
一人を複数でいじめて攻撃し時に命まで奪ってしまう子ども達のイジメ問題。
これと通底するものを感じてしまうのは私だけでしょうか。
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