世界の果ての通学路。日本から遠く離れた地球のどこかで、学校に通う子どもたちのお話です
通学路。
昨日起きたこと、今日の授業の話、友達とおしゃべりしながら通う朝。
何か面白い事があるような気がして、ついつい道草を食う帰り道。
皆さんは、子どもの頃、どんなふうに学校に通いましたか。
皆さんのお子さんの通学路は、どんな道でしょうか。
先日、映画を見てきました。
「世界の果ての通学路」
日本から遠く離れた地球のどこかで、学校に通う子どもたちのお話です。
■
ケニアの11歳の男の子ジャクソン。片道15km、2時間。
毎日、6歳の妹を連れて、象やキリン、シマウマといった野生動物が出没するサバンナを小走りで学校に通う。命がけの通学が無事に遂げられるよう、家族は毎朝祈りをささげて子どもたちを送り出す。
ジャクソンは「勉強してパイロットになって世界を飛び回りたい」。
■
アルゼンチンの11歳の男の子カルロス。片道11km、1時間半。
アンデス山脈の人里離れた牧場で暮らすカルロスは、馬に乗っての通学路。
6歳の妹と一緒に、誰もいないパタゴニアの山々や美しい平原を駆け、毎日学校に通う。
カルロスはいつまでもこの地で暮らしたい。先祖代々の土地を守っていきたいのだと。
■
モロッコの12歳の女の子ザヒラ。片道22km、4時間。
ザヒラは毎週月曜日の朝、夜明けに起床して、友達のジネブやノウラと3人で22kmの道を歩き、全寮制の学校へ向かい、金曜日の夕方、3人の少女は同じ道を歩いて帰宅する。
ザヒラのお祖母さんは「私が子どもの頃は学校に通う事なんてできなかった」と。
■
インドの13歳の男の子サミュエル。片道4km、1時間15分。
サミュエルは足が不自由で歩けない。
通学は、ふたりの弟が押すオンボロの車椅子に乗って。
時に抱き合い、時にケンカをしながら、力をあわせてトラブルを乗り越え3人は通学路を行く。
遠く険しい学校への道。
でもその通学路には子どもたちの夢がいっぱいつまっていました。
「勉強したい」
「学校に行きたい」
「大人になったら・・・になる」
世界中の子どもたちに学びの場を。そして安全な通学路を。
心動かされる映画です。
コメントを残す