世田谷区長は「来年度は1,400人分の保育施設を整備」というが、実はその裏で・・・
15年ぶりの大雪となった東京。
朝からどんどんと雪が降り積もる中ですが、東京都知事選挙は明日が投票日。
各候補者は都内各地で選挙最終日の熱い訴えです。
その都知事選でも話題になっている保育待機児童問題。
東京都内の保育待機児は約8,000人。
そのうち、約1,000人は世田谷区内の待機児童です。
世田谷区長は先日の記者会見で、来年度「保育所1,400人分整備」とぶち上げ、新聞等でも大きく報道されましたが、実は問題は山積み。
例えば、今年度から整備にかかった弦巻5丁目保育施設(定員258名)と下馬2丁目保育施設(定員100名)の整備が遅れていて、現状では「いつ開園できるか確定的なことが言えない」という状況。
つまり、来年度の「1,400人分整備」以前に、“258人分+100人分”の計358人分の保育施設整備が “いつになるかわからない”のです。
当然、区長はこの問題を知っているのですが、記者会見では「1400人分整備」だけをぶちあげ、整備の遅れには一切触れません。”自らに都合の悪い事“には触れず、期待だけを持たすというやり方は、切実な事情を抱え、新施設の開設を待ち望んでいる区民の皆さんにとって甚だ不誠実ではないでしょうか。
(この問題は、福祉保健常任委員会にて、我々の会派の大庭幹事長から事実を区民にしっかり公表するよう強く申し入れをしております)
さて、この待機児童問題。
一番のネックは、土地。
保育需要に対して、整備するための土地が圧倒的に不足しています。
(先日、私も都庁まで足をはこび、世田谷区内にある都有地の洗い出しなど行ってきました)
そんな中、世田谷区では待機児童の解消に向けた取り組みの一環として、保育園整備が可能な土地や建物を募集しています。
土地や建物を所有する方から、世田谷区が直接これらを借り上げ、保育運営事業者を公募するなどし、保育園整備を行う手法です。
地域社会への貢献、または資産活用の一環として、所有する土地や建物に保育園の誘致をお考えの方がいらっしゃいましたら、是非、ご検討ください。
★詳細につきましては、下記問い合わせ先へお問い合わせください。
世田谷区役所 保育計画・整備支援担当課
電話:03-5432-2527
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