区長、副区長の給料を「10%減額、1ヶ月」の議案は全員賛成で可決
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
先の区議会本会議最終日の件。
懲罰動議についてはブログでご報告しましたが、他にも追加予定案件がありました。
懲罰動議のブログはこちら↓
追加された議案はこちら。
庁舎移転時に区長室(区長の応接室)にずらっと並べられていた歴代区長の肖像画(額縁含む)が5点なくなってしまった件で、区長、副区長が自身の給料を減額するとの議案です。特別職の給料は条例で定めるので、不祥事があって減額する時もその内容で条例を可決しなければなりません。
区長、副区長が11月分の給料を減額するというもの。上記議案に記してある通り、1ヶ月のみの減額で12月分からは元に戻ります。具体的な金額は以下。
区長 127,392円
副区長 98,052円
1点100万円のものを含めて5点の肖像画がなくなりました。そして金額の問題だけでなく、先達である歴代区長への敬意を欠き、ご遺族の皆様にも大変失礼なことでもあります。区長はこの減額(給料カットの金額)をどのような考えで導き出したんでしょうね。
ちなみに現場の責任者である当時の所管課長の責任、処分の有無・軽重については、服務観察を経て「分限懲戒審査委員会」で検討される段階。
どういう経緯で5点の肖像画がなくなり、なぜなくなってから1年以上も、誰一人なくなったことに気づかなかったのか。
区はこれまで「作業員が捨ててしまったようだ」「チェックが漏れて1年以上気づかなった」旨の説明をしていますが、桃野はこの説明では正直釈然としません。
区長が「新しい区長室には不要だからどこかに片付けておくように」といったような指示を出したのではないか。桃野が本会議で区長に問うた際は「そうした指示は出していない」と答弁していましたが、真相はわかりません。こうしたことも本来は服務観察及び分限懲戒審査委員会の中で細かく調査すべきことではないでしょうか。
ちなみに区長、副区長の給料を「10%減額、1ヶ月」の議案は全員賛成で可決されました。桃野は「反対しても減額幅が増えるわけでもない以上、やらないよりはやったほうがよりマシ」という観点から賛成しました。
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