選挙結果を受けて。先ずは「政治とカネ」について、民意に沿った新たなルールづくりを!
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
昨日(10/27)が投開票日。衆議院議員選挙が終わりました。
当選した方、落選した方、関係者の皆さん、大変お疲れ様でした。
桃野も選挙を経て選ばれる身ですので、この期間中の過酷さは本当によくわかります。選挙活動は身体的にも精神的にも大変なタフさが求められるもの。ちなみに、区議会議員選挙、市議会議員選挙は7日間。都道府県選挙は9日間。衆議院選挙は12日間。参議院選挙は17日間と定められています。
さて、選挙の結果は自民党・公明党の与党が過半数割れ。民主党政権が誕生した2009年以来、実に15年ぶりの出来事となりました。
衆議院の定数は465。過半数は233となります。言わずもがなですが、ものごとの賛成・反対を多数決で決めるにあたっては、過半数を握ることに大きな意味があります。
今回の結果、政党別。
自民、191議席
公明、24議席
つまり自公で215議席。(233/215、過半数に18足らず)
立民、148議席。
維新、38議席。
国民、28議席。
野党3党で214議席。(233/214、過半数に19足らず)
続いて、
れいわ、9議席
共産、8議席
参政、3議席
社民、1議席
他に、諸派が3議席、無所属が12議席です。
今日の午前中、短い動画を撮ってSNSにアップしましたが、昨晩からすでに、今後の政権の枠組みを巡って、各党幹部は動いているのだと思います。
自公を中心とした政権が維持された上で、案件ごとに”多数派連合”がつくられるのか。
はたまた自公政権にどこかの政党が加わるのか。
それとも多党連合で自公以外の新たな政権が誕生するのか。
いずれにしても政権が不安定になるとの見方が一般的で、これは株式市場の動きにもつながっています。
先週(投票日まで)は「自公苦戦」の選挙情勢が広がり日経平均株価は下げ続き。
以下、Googleファイナンスのサイトより(Googleファイナンス)
そして今日は日経平均株価は上げていました。選挙結果に対して「これぐらいの結果は折り込み済み」との見方から、買いに転じた方が多かったと思われます。
今回の自公敗北は、いわゆる「裏金問題」、政治とカネの問題に対する国民の怒りによるものでしょう。政治資金パーティーや寄付金のあり方、政策活動費や、文書交通滞在費の使い方、その透明性などについても徹底的に国会で議論して、民意に沿ったルールを作ってもらいたいと思います。
加えて、本来はこうした取り組みこそやるべきことでしょう。株価や為替等からも見て取れますが、日本の経済を強く、国民が豊かに暮らせる、平和で安定した日本をつくるために、国会議員の皆様には頑張ってもらいたいと思います。
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