オリンピック選手の「すごい!」話
いよいよ秋の気配が深まってきました。
「スポーツの秋」とも言います。
スポーツで汗を流す。
よく食べる。
よく眠る。
今の季節にもってこいの余暇の過ごし方です。
でも、スポーツの楽しみは汗を流すことにとどまりません。
人の輪がひろがったり、よき友を得たり。
又、一流選手のプレーや、話から「すごい!」を感じるのもスポーツの楽しみの一つです。
先日、「世田谷ゆかりのロンドンオリンピック・パラリンピック出場選手を称えよう」の会に参加させて頂いた際も、たくさんの「すごい!」を感じることができました。
その中から、レスリングの選手のお話をご紹介。
男子グレコローマンスタイル55㎏級に出場された長谷川恒平選手、男子グレコローマンスタイル96㎏級に出場された齋川哲克選手からうかがったのは、レスリング選手につきものの「減量」のお話。
軽量級である長谷川選手は、試合前になると1㎏/日、9日間で9㎏もの減量を行うそうです。
練習や食事を調整しながら体重、体調を管理し、試合の前日に行わなれる計量後には、逆にしっかり食べて、一晩で7㎏程体重をもどすそうです。
試合期の体脂肪率は3%程度とのことですから、ほとんど脂肪が無い中で厳しい減量にのぞんでいることがわかります。
例えば同じように、体をぶつけ、技を駆使してたたかう相撲。
階級制ではないので、しっかりトレーニングして、栄養と休養(睡眠など)をとり、体を大きくしていくのは、むしろ奨励されるはずです。
一方、厳しいトレーニングをこなしつつ、体重が一定のラインを越えてはいけないレスリング・・・
さらに、重量級の齋川選手に体重管理の話を伺うと、「そこまで厳しい減量はやりません」とのことでした。
同じスポーツ種目の中でも、階級の違いで、大違い。
なんか、軽量級の皆さんが気の毒な気もします。
厳しいトレーニングだけではなく、厳しい減量に耐えてオリンピックの大舞台にのぞむ選手は「すごい!」
そんなことを感じたスポーツの秋でした。
もちろん、一般のスポーツ愛好者は、スポーツで心地よく疲れたあとは、しっかり食べて、しっかり休養。
ケガの無いようにスポーツの秋を楽しみましょう。
私も、スポーツの世田谷、生涯スポーツの世田谷のさらなる実現に向けて取り組んでまいります。
■写真左が齋川選手、右が長谷川選手です
コメントを残す