2022-10-25
世田谷区でワゴン型バスの運行が始まります。地域の足を担うための一つの試行錯誤。採算性と共に地域の利便性も追求する施策です。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
少子高齢社会と言われる我が国では全国的に共通の課題となっています。高齢者の交通手段の脆弱化。
高齢になれば運転免許証を返納される方もいらっしゃいますが、その際に移動の自由を担保するのが交通公共機関となります。
一方で、鉄道・バスは赤字路線が廃止されることも。
交通事業者の多くは民間事業者ですから、当然採算性が求められます。一方で公共部門(自治体等)が税金を使って、赤字の公共交通機関を存続させ続けることにも賛否があるわけです。そんな中ですから民間企業、公共部門ともに地域の交通を担う、存続させる課題に対し様々な試行錯誤が続いています。
そんな中、一つの施策がデマンド交通。
定時定路線のバスではなく、スマホ等で呼ばれたら決められた場所まで迎えに行き、そこから決められた場所まで走る「ワゴン型バス」の運行が世田谷区で始まります。
これが地域の足を担うベストの施策かどうかはまだわかりませんが、これも一つの試行錯誤。採算性と共に、地域の利便性も追求する施策です。
世田谷区では先ずは砧地域にて「砧モデル地区デマンド型交通」の実証運行を行います。そして今般、その実証運行を実施するための運行事業者募集が始まりました。
是非、良い事業者に手を挙げていただき、地域の足を担っていただきたいと思います。
詳しい募集要項は世田谷区のサイトをご覧ください。
【「世田谷区砧モデル地区デマンド型交通実証運行業務」委託事業者を募集します】(令和4年10月21日 世田谷区のサイト)
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