世田谷区立の幼稚園、小中学校は10月1日から通常登校。そして行事前の子ども達への「抗原検査実施」も本日、区のサイトに掲載されました。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
昨今の報道をつなぎ合わせると、どうやら東京の非常事態宣言は今月末にも解除されそうです。
“ほとんどの地域で
解除基準に近づく見通し”田村厚生労働相
「このまま低下傾向が続けば、ほとんどエリアで解除の基準に近づき下回るところも出てくる」https://t.co/mEmbMohr6e— NHKニュース (@nhk_news) September 24, 2021
もちろんまだ、マスク着用、手洗いや手指消毒には気をつけて過ごしたいと思いますが、検査を通じて、新規に新型コロナウイルスの陽性者となる方も減っており、先ずはホッとします。
【速報 JUST IN 】東京都 コロナ235人感染確認 約3か月ぶり7日間平均500人下回る #nhk_news https://t.co/zLJFHeqdYr
— NHKニュース (@nhk_news) September 24, 2021
そんな中で本日、世田谷区のサイトには以下の情報が掲載されました。
【区立幼稚園・区立小中学校の新型コロナウイルス感染症対応のまとめ】(世田谷区のサイト 令和3年9月24日更新)
今月末で非常事態宣言が解除されることも想定しているのでしょう。10月1日以降の世田谷区立幼稚園、世田谷区立小学校・中学校での対応が示されました。
1)学校登校について
・緊急事態宣言の有無に関わらず、10月1日(金曜日)からは基本的に通常登校。
・自宅等でのオンライン学習を希望する児童・生徒には、オンラインでの授業を実施(オンライン授業から登校に変更する場合は、事前に学校へ要相談)。
・土曜授業も通常どおり実施。
2)連合運動会について
・10月に計画していた「小学校連合運動会、小学校特別支援学級連合運動会、中学校陸上競技大会」は中止。
3) 各種行事等について
・緊急事態宣言が解除された場合は、感染状況等によって、柔軟に内容や方法を工夫した上で実施。
・宿泊を伴う行事については、参加状況等を考慮した上で、各学校において実施を判断。
・緊急事態宣言が延長された場合は、校外での活動は、基本的に中止又は延期。部活動は、大会やコンクール等の参加に向けた個別の練習とする(校内で平日17時まで)。宿泊を伴う行事は、延期又は中止。
4)検査体制について
小・中学校、幼稚園等において任意の抗原検査を実施。
※桃野註:抗原検査については以下のブログを参照下さい。
【世田谷区長、今度は「社会的検査の充実」と言って、区立小中学校の無症状の子ども達に抗原検査を実施するのだと(しかも又もや一回きり検査)】(2021.09.22 桃野ブログ)
世田谷区長、今度は「社会的検査の充実」と言って、区立小中学校の無症状の子ども達に抗原検査を実施するのだと(しかも又もや一回きり検査)。
・学校等で陽性者の発生が確認された場合、調査結果に基づき、陽性者と接触の可能性がある児童・生徒等に速やかに検査キットを配付。児童生徒等は自宅で検査をし、その結果を学校へ報告。
・宿泊行事、大会等参加に向けて行われる部活動に安心して参加できるよう検査を実施。
5) 新BOP学童クラブについて
通常運営をするが、密とならないよう、可能な限りご利用は控えていただくよう、ご協力をお願いする。
6 )区立幼稚園・認定こども園における対応について
登園を基本とするが、感染の懸念から登園を控える場合は、欠席扱いとしない。
など。
全文については【区立幼稚園・区立小中学校の新型コロナウイルス感染症対応のまとめ】(世田谷区のサイト 令和3年9月24日更新)にてご確認ください。
色々と思いはあるのですが、桃野が強く感じたことは2つ。
先ず、連合運動会などは本当に実施できないのだろうかと言うこと。言わずもがなですが、子ども達はコロナ禍で様々な我慢を強いられています。今年度に入って運動会も実施されていない学校がほとんどでしょう。そんな中、そして又いつ感染拡大の波が襲ってくるかもわからない中、今このタイミングで予定されていた連合運動会は中止にして良いのでしょうか。子ども達が広いグランドで歓声をあげて思いっきり駆け回ることができる稀有な時間を無にしてしまって良いのでしょうか。種目を絞ってでも実施をすることができないのかと残念に思います。
ちなみに、どうしても中止せざるを得ないのか、と言うことについてはこれまで区役所の所管課長と意見交換をしてきましたが、中止という方針は覆りませんでした。世田谷の子ども達のことを思うと非常に残念です。
次に抗原検査。
これは議会ではっきりと反対してきましたが、PCRよりも感度が劣る抗原検査で無症状者の陰性確認をするということがまずおかしい。
そして、行事前に一回きり、且つ任意の検査(受けない人もいる)を実施して「もうこれで安心してみんなで行けるね」と言う発想も大間違い。
こんなことをやって、子ども達、保護者、学校現場で働く人たちに大きな心理的負担、労力をかける。且つこんなことに大切な税金を投入する。世田谷区長、又々「すでに失敗が明らかな社会的検査なるもの」に執着しておかしなことをやろうとしているとしか思えません。
先の企画総務委員会では明確に「こんなことをやるべきでは無い」と反対をしましたが、本会議での採決の結果はどうなるか。可決されれば、無症状の子ども達への「行事前検査」が実施されることとなってしまいます。
【世田谷区長、今度は「社会的検査の充実」と言って、区立小中学校の無症状の子ども達に抗原検査を実施するのだと(しかも又もや一回きり検査)】(2021.09.22 桃野ブログ)
世田谷区長、今度は「社会的検査の充実」と言って、区立小中学校の無症状の子ども達に抗原検査を実施するのだと(しかも又もや一回きり検査)。
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