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2021-05-26

余剰ワクチンはどうする?先日ブログでもご報告した桃野の施策提言が更に前進。今日の福祉保健委員会で区が「今後の取り組み」を示す。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

本日は午前中に「都市整備委員会」を傍聴、午後は「福祉保健委員会」を傍聴と委員会をハシゴ。それぞれ6月の世田谷区議会定例会に提出される議案に関する報告、福祉保健委員会では、議案に関する報告の他に、新型コロナワクチン住民接種の実施状況についての報告があることがわかっていたので、これは必ず聞かなければと予定を組み立てていました。

世田谷区の新型コロナワクチン接種において、5月24日時点で予約を受け付けた人数(接種済み含む)は、14.2万人。これは世田谷区の65歳以上の高齢者18万人の約78%です。

そして今後のワクチン接種について、5月26日時点で区の計画は以下。

・7月末までに高齢者の85%にあたる約15.3万人の接種を終える。

・「基礎疾患を有する者、高齢者施設等の従事者、及び60〜64歳の者」の70%にあたる約5.2人の接種を6月中旬から開始し8月の前半に終える。

・その後「その他の者」の7割にあたる約36万人の接種を7月中旬から12月下旬までに終える

以下は5月26日福祉保健委員会資料より

そして、桃野が区に提言していた「接種会場で余ったワクチンを廃棄しない、全部打ち切る!」については以下の報告がありました。

こちらは参考ブログ↓

新型コロナワクチンの集団接種。接種会場で余ってしまったワクチンはどうする?廃棄?区長や区職員が打つ?それとも、、、】(2021.05.21 桃野ブログ)

以下は、本日の委員会資料より(一部、桃野が註釈を加えています)

■余剰ワクチン対策(※2021.05.28 記事内容修正しました

現在、接種で使用しているファイザー社製のワクチンはバイアル単位(6回分)で希釈を行うことから、当日の接種者数との兼ね合いで6回分を使いきれない場合、余剰ワクチンが生じる。(桃野註:6の倍数でワクチンの接種回数を設定しなければ廃棄分が生じる)

これまで集団接種会場においては、余剰ワクチンを有効に活用する観点から、会場の医療従事者等に接種を行ってきたが、当日の予約キャンセルへの対応が不十分であったことから、これまでに合計で56本の廃棄が生じている

※修正:当初、桃野註として「56本×6=336回分」と記載していましたが、区より先ほど「56本とはワクチン56本のことではなく、56回分の意味」との説明がありました。以下は5月28日の委員会資料の一部。区の作成資料では、説明の冒頭から”回分”と言っているのに、廃棄したワクチンを56回分ではなく56本と記載しています。

世田谷区は今後、次の仕組みを導入し、廃棄ゼロを目指す。

【集団接種会場において】

(1)接種会場での従事者等が余剰ワクチンを接種

①医療従事者(接種券を持参してない者を含む)

②区職員(接種会場での従事予定者を含む。区外在住者を含む。予め名簿を作成しておく)

③接種事業の受託事業者職員(区外在住者を含む)

④接種者に付き添いで会場に来た区民

(2)保育園、幼稚園、小中学校に従事する職員、その他コロナ対策に関わる職員が余剰ワクチンを接種(半径500m以内に声かけ、予め名簿を作成してもらう)

【高齢者施設での接種において】

医療職の区職員、民生委員、ケアマネージャー、あんしんすこやかセンター職員等が余剰ワクチンを接種

(以上、委員会資料より)

とにかく、ワクチンを無駄にしない。余剰ワクチンは接種券の有無や年代別の優先順位などは二の次。ワクチンを無駄にしないよう柔軟に対応すべき。桃野の提言を区が受け容れてくれて良かった。今後の実行に期待です。

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