世田谷区長と千葉市長のツイッターに思う。危機に際してリーダーの資質はあらわになる。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
2月13日(昨日)深夜、東北地方で大きな地震がありました。あの東日本大震災が2011年3月11日。あれから10年経ちますが、気象庁の発表によると昨日の地震は東日本大震災の余震とのこと。10年後に余震とは。自然災害の力の大きさを思い知ります。
今回は10年前ほどの揺れはなく、更に津波もなかったということで、今のところ死者は報告されていません。とりあえずは良かったのですが、怪我をされた方はいらっしゃいますし、物品の損壊も数多。被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
■以下、気象庁のサイトより。
こうした機会に確認しておきたいのは、やはり各自の災害に対する備え。「災害は忘れた頃にやって来る」はまさに格言ですが、桃野もコロナ禍で地震に対する警戒心が少し希薄になっていたのではないかと自戒しています。首都直下地震は必ずやってきます。その時のための備えは怠ってはいけません。
家族との連絡方法、備蓄品、避難所の位置など、皆様この機に是非ご確認ください。以下のサイト(世田谷区のサイト)で災害対策マニュアルなど、様々な情報を一覧できますので、参考にしてください。
【防災啓発物一覧】(世田谷区のサイト)
そして、区の情報発信についても考えさせられます。今日は日曜日で役所は閉じていますから、我々区議会議員は区内で被害があったのかなかったのかという情報すら知ることができません。報道を見て知るのみ。報道を見る限り、被害は無さそうだなという感覚はもちますが、正しい情報を知りたいところです。
そこで、世田谷区の危機管理部や広報広聴課のツイッターを見るのですが、そこで発信されているのはどこでも知ることができる大手マスコミの報道レベルで、区内の状況については全く情報はありません。
13日23時08分頃、福島県中通りなどで震度6強の地震が発生しました。今後の情報に注意してください。震度6強:福島県中通り、福島県浜通り、震度6弱:宮城県南部、宮城県中部、震度5強:宮城県北部、震度5弱:山形県置賜など #世田谷 https://t.co/gPN75atl5d
— 世田谷区危機管理部 (@setagaya_kiki) February 13, 2021
13日23時08分頃、福島県中通りなどで震度6強の地震が発生しました。東京23区では震度4を観測(気象庁発表)今後の情報に注意してください。震度6強:福島県中通り、福島県浜通り、震度6弱:宮城県北部、宮城県南部など #世田谷 https://t.co/pFZckgqV5a
— 世田谷区広報 (@city_setagaya) February 13, 2021
ツイッター大好き、1日に何度も何度もツイート(リツイートが多い)することで有名な世田谷区長も朝の9時18分の時点でこの程度の情報発信。その後は現在(12時半ごろ)までニュースのリツイートばかり。区長は区内の状況をいち早く正確に知ることができる立場ですから「区内で大きな被害は無い」「○○で***が起きているので注意を」などの発信はして欲しいと思いますが・・・
おはようございます。昨晩の東北地方を中心に起きた地震は、強烈でした。被害にあわれた方々にお見舞いを申し上げます。震源地が深く、津波が起きなかったことでホッとしました。東日本大震災から10年を前に、防災・減災への備えを促すものでした。区役所でも深夜、危機管理部の職員中心に動きました。
— 保坂展人 (@hosakanobuto) February 14, 2021
対照的なのは千葉市長の熊谷俊人さんのツイート。千葉市長だからこそ知ることできる千葉市内の様子、千葉市民に有用な情報を次々とツイートされています。
千葉市内の被害状況等について。市施設で若干の被害が確認されましたが、人的被害は確認されていません。
千葉県全体では8時30分発表の第2報において人的被害2件(重症1、軽症1)が確認されています。
総務省が東北各県と連絡を取り、情報収集しており、現時点で派遣要請はありません。— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) February 14, 2021
どちらが地域住民のために、真剣に仕事をされているか。私には大きな差があるように思えてなりません。
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