11月の自殺者は1,798人、前年同月182人増。5ヶ月連続で前年を上回っています。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
新型コロナウイルス感染症が社会に与える影響の一つなのでしょう。今朝の新聞にはこんなニュース。
11月の自殺者、1798人 - 前年同月比で5カ月連続増https://t.co/VNYOoTn3Ma
— 共同通信公式 (@kyodo_official) December 10, 2020
11月の全国の自殺者は 1,798人(速報値)で、前年同月比で182人の増。自殺者数が前年同月を上回るのは5ヶ月連続となります。厚労省の分析では「新型コロナウイルス流行の長期化で生活苦や家庭などの悩みが深刻化している」とのこと。
こちらは厚生労働省のサイトより↓
【自殺の統計:最新の状況】(厚生労働省のサイト)
同じニュースを伝える読売新聞(12/11)の記事では、以下指摘しています。
・コロナ禍の中で、特に女性の自殺者の増加が目立つ。
・10月の20〜50歳代女性の自殺者は492人で、前年同月(243人)の2倍に急増した。
・厚労省は、非正規雇用の失業者は女性の方が多い、家庭内暴力(DV)の相談件数が全国で5割増えた、などを挙げ「コロナ禍で浮き彫りになった複数の問題が自殺増に影響している可能性がある」と分析している。
・9月下旬に女優の自殺が明らかになると、その後2週間、30〜40歳代女性の自殺者が倍増した。自殺について調査・分析する「いのち支える自殺対策推進センター」(東京)の清水康之代表理事は「心が不安定な人が自殺報道に接し、実際に自殺にいたった可能性がある」と指摘。
(引用以上)
コロナの影響で職を失ったり、収入が激減したり、経済的な困窮から心身に不調をきたすこともあるでしょう。又、人と会話する機会が減少するなど人間関係の希薄化から悩みを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
もし、心が苦しいと感じたら是非、一度行政機関の相談窓口にご連絡ください。金銭、就職、就学、人間関係などなどあらゆる悩みに対して真摯に耳を傾けるスタッフが待っています。
世田谷区の場合は以下(一例です)。
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ひきこもりなどの生きづらさや困難を抱えた方からの相談を受け付けます。相談の内容によって「せたがや若者サポートステーション」やその他の関係機関と連携しながら支援を行っていきます。
電話:03-3414-7867
ファックス:03-6453-4750
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「働きたくても働けない」「日常のお金の使い方を見直したい」 「子どもの進学に伴う塾代や受験料の費用に困っている」など、生活全般にわたる困りごとの相談窓口です。
電話: 03-5431-5355(自立支援)
電話: 03-3419-2611(生活福祉資金)
ファックス:03-5431-5357
メール: plat@setagayashakyo.or.jp
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「世田谷区DV相談専用ダイヤル」など複数の相談窓口があります。詳細は上記リンクからご覧ください。
世田谷区DV相談専用ダイヤルの相談日時は、月曜日から金曜日まで(祝日・休日、年末年始を除く)の午前8時30分から午後5時までです。
電話:0570-074740(ナビダイヤル)
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家族問題や人間関係、雇用問題、生き方等の男性が持つ悩みについての相談です。男性相談員が電話相談に応じます。相談日は毎月第2土曜日、相談時間は午後6時~午後9時です。
相談専用電話: 03-6805-2120(予約不要。相談日当日に直接お電話を)
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中小企業の経営・金融・経理などの問題に対し、中小企業診断士がアドバイスします(要予約)。相談時間は月曜日~金曜日(祝日、年末年始を除く) 午前9時~正午、午後1時~午後5時。※要事前予約
問い合わせ先:公益財団法人世田谷区産業振興公社(電話:03-3411-6603)
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